僕が初めてクイーンを知ったのは確か18年前。
中学2年の頃。
映画「フラッシュゴードン」のテーマ曲を歌っていたのがきっかけ。
「フラッシュ、アア~」という歌い出しは今でも覚えている。

では、クイーンを好んで聴いていたか。
そうではない。
好きでも嫌いでもなかったのが事実。
当時でいえばビリージョエルやエルトンジョンの類が好きだった。

むしろより耳にするようになったのはフレディ・マーキュリーの死後から。
死後は2000年位と勝手に思っていたが1991年と随分前だった。
あまりあてにはならない。
自分の知識なんてその程度のもの。

映画に対しての思い入れがあるわけでもなく、
勧める人が多かったので観たに過ぎない。
では、どうだったか。

メチャクチャ面白かった。
どんどん映画に吸い込まれ、最後のライブシーンは感動そのもの。
そのシーンだけでも涙をこらえるのに大変だった。
ちょっとネタバレか・・・。

主役のフレディ・マーキュリーのファンでもないので、
本作で描かれていることがどこまで真実かは分からない。
かつ、どうでもいい。
真実よりも誇張されていることは多いだろう。
また、本人を傷つけてしまっている面もあるだろう。
しかし、そこも含め魅力的に描かれている。

主役を演じるラミ・マレックが
どこまで似ているかはともかく完全になり切っている。
観客はさも本人であるかのように吸い込まれていく。
それが最後のライブへと繋がっていく。
あれが演出なのかLIVE映像なのかもはや区別がつかない。
それだけホンモノのよう。
誰が歌っているのかもどうでもいい。
目の前が真実なんだろう。

でも、あのシーンはどう撮影したのかが疑問。
エキストラを動員したのか、SFXなのか、
調べればわかるだろうが、誰か教えて欲しい(笑)。

大概、伝記映画と呼ばれるものはチープに終わるケースが多いが、
(それは日本映画の場合か?…汗)
本作は数少ない成功作品といえるだろう。
絶賛しすぎかな。

それにしてもクイーンの曲って、
CMも含め今でもいろんなところで流れている。
パフォーマンスだけでなく曲のクオリティも高いということ。

カラオケが上手な友人もいるが僕は全く歌えない。
この映画を観ると少しはクイーンを歌えるようになりたいと思う。

なんだか訳の分からない終わり方になってしまった。