冬の高山です。
昨年は夏の高山でした。
やはり地元の名店に行かねばなりません。
そこでは必ず季節ごとの美味しい食事が頂けるはずです。
昨年お邪魔した高山駅の南側にある「八角亭」さんへの再訪しました。
17時の開店時はすでに真っ暗です。
それだけでも季節を感じます。
こちらは旬の食材が揃い、何を頂いても美味しいのです。
昨年は鮎の塩焼きあたりを頂きましたが、この冬は違います。
高山は山に囲まれた街ですが、こちらのお店には北陸から運ばれた魚が並びます。
なんとなくじゃがバタも食べたくなります。
こちらは塩辛が付いていますが写真では見せません。
そうなると日本酒が飲みたくなります。
ここは冬の高山。
やはり熱燗です。
こちらは地元の酒蔵「久寿玉(くすだま)」がメインで数多くの種類が揃っています。
「すいません、熱燗に合うのはどれですか?」
「そうですね、山廃純米がいいですよ。」
「では、それを一合で・・・」
「お好みの熱さでどうぞ!」
「えっ、どういうこと?」
おもむろにカウンターの板を外します。
するとそこにはお酒を温める場所が・・・。
このような状態でしばらく待ちます。
「もうそろそろよろしいんじゃないでしょうか?」
急いで猪口にお酒を注いで飲みます。
「なかなかいじゃないか。」
こんな雰囲気がたまりません。
昨年の夏も注文した飛騨牛入り朴葉味噌と漬物ステーキの登場です。
「いいぞ、いいぞ、これが高山で飲むということだ!」
力強く呟いてしまいます。
「すみません、お酒をもう一合!」
もう慣れたものです。
すっかりこの燗システムのとりことなりました。
これ、名古屋にも欲しいですよね?
郷土料理と地元のお酒。
こんなに幸せなことはありません。
すっかりいい気分です。
このまま名古屋に帰ることはできません。
ごちそうさまでした。
そして、高山駅とは反対方向にふらふらと歩いていきます。
さあ、この後、どうなるのでしょうか?
年明けに続く・・・。