僕の今年の目標の一つに「歴史を学ぶ」という項目がある。
それは主に日本の歴史を知ることを意味したが、世界を知ることも必要。
目標通り活動しているわけだ。
映画の目標も年間30本のため着実に進捗している。
今日現在(4月23日)9本。
もう少しペースを上げた方がいいな・・・。
驚くのは9本のうち7本が洋画。
僕は基本的に日本映画ファン。
毎年、邦画の方が断然上回る。
それがどうだろう。
4月時点ではあるが、圧倒的に洋画が多い。
時間帯などスケジュールの問題も一部ある。
しかし、残念ながら今年に限っては洋画の方が惹かれるのだ。
ガンバレ!日本映画!
このままじゃマズいぞ!
そんな話がしたいわけではない。
本作品に触れなければならない。
舞台は16世紀のスコットランド。
1500年代後半なので、日本でいえば関ヶ原の合戦前。
戦国時代となる。
とてもそんな昔の話には思えない。
世界史に疎い僕が語るのは単純なイメージしかないが、1800年代の物語といってもおかしくない。
日本では女性が主役を張るのは難しい時代。
女城主直虎くらいか・・・(笑)。
それがスコットランド、イングランドでは圧倒的な女性の強さ。
男どもは召使いに過ぎない。
ここに登場する男も種馬としての扱いと頭もイマイチに酔っ払いだ。
イケメンではあるけどね。
そんな書き方をするとイギリスからお叱りを受けるかもしれないが、事実、そう描かれている。
そして、この国はいつも曇っている。
雲一つない晴天のシーンなんて出てこない。
その分、映画に重くのしかかる。
女王の権力や欲望が更にそれを押し付けるように・・・。
どんな国でも歴史上の人物が存在し、なんらかのターニングポイントで国の方向性を左右される。
それは戦略的で論理的であるかといえばそうでない。
大体は感情論に流される。
本作もその類。
客観的に判断すれば、いかがなものか?と懐疑的になるが、
現実の世界はそこに違和感はないはず。
やはり歴史を知ることは重要。
女王の衣装の身に付け方や入浴の仕方が当時のヒエラルキーを象徴する。
その逞しさも含めて・・・。
ドロドロしながらも意外と爽快感を感じるのも本作の魅力。
派手さはないが(衣装はあります)、時代を上手く反映する。
もう名古屋での公開も終えてしまうのだろうか・・・。