先週水曜日は名古屋ファミリービジネス研究会 記念セミナー。
題して「これからのファミリービジネスの発展のために…」。
名大社のセミナールームに同族企業の経営者を中心に40名の方に参加頂いた。
以前、このブログでも紹介したようにゲストは株式会社コメ兵の石原社長と株式会社寿商店の森常務。
どちらの方も頻繁にメディアに登場する名古屋を代表する経営者と後継者。
まずはこんなステキな方に協力いただけたことに感謝したい。
会場はセミナーが始まる前から、熱さを感じるいい雰囲気。
やはり前向きな方が集めるとそれだけでも熱気を帯びる。
第一部は石原社長による「変革し続ける経営 ―4代目社長の挑戦―」。
ご自身の背景と会社の歴史を語りながら、コメ兵さんの経営戦略について語って頂いた。
それは変革の連続。
石原家の家訓、いわゆる会社の理念、文化は大切にしながらも
マーケティングを基に新たな取り組みを積極的に行っていく。
リーマンショック、インバウンドの低迷など苦労も語りながらも次への一歩を打ち続ける。
自社の強みを理解した上での差別化戦略。
話されるのはまさにファミリービジネスの強みそのもの。
聞く者は納得せざるを得ない。
理想とすべきファミリービジネスだろう。
講演後は質疑応答と僕との対談を行ったが、対談は必要なかったかな?(笑)
その分、もっと突っ込んだ質問を受け付けた方がよかった。
第2部は森常務による「自らが決める事業承継」。
森さんは小学生の頃から父親の会社を引き継ぐと決めていたという。
言い方は失礼だが、それは美しい職場ではない。
鮮魚の卸業。
現場中心の会社だ。
それをかよわきといっていい感じの
(失礼ですね・・・)
女性が自らの意志で引き継いでいく。
その勇気だけでも拍手を送りたい。
大学卒業後は楽天に入社し、三木谷社長の秘書として学ぶ点も能力とセンスの表れ。
今も現場の仕事を厭わずにやられている。
上場企業の若手経営者として会社を牽引する方と、
二代目として着々と承継の準備をする方の講演はどんな立場の受講者にも納得感を持たせたはず。
アンケート結果もこちらが嬉しくなるコメントばかり。
いい機会を作って頂いたし、それに関われたことに感謝。
ありがとうございました。
会はそれだけでは終わらない。
懇親会を森常務の「魚屋の台所 下の一色 ニシキ店」で行った。
鯨料理が自慢のお店。
懇親会をどう盛り上げるかが事務局の課題だったが、それは杞憂に終わった。
大半の方が懇親会にも参加され、こちらが何かを仕掛けなくても、
勝手に名刺交換をしお酒を酌み交わし語り合う。
あちこちのテーブルで会話に花が咲いていた。
石原社長も森常務も引っ張りだこで僕が2人と話せる時間は全くなかった。
それで十分なんだけど。
調子に乗って最後は名古屋ナモ締めて〆させてもらい、会はお開き。
気持ちよく酔える充実した時間を過ごすことができた。
石原社長、森常務、ご参加頂いたみなさん、そして事務局のメンバー、本当にありがとうございました。
一昨日は事務局で反省会も実施。
今後の取り組みも話し合った。
そして、7月から始める「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」。
こちらもこのセミナー同様、盛り上げていきたいですね。