伏見シリーズを始めた当初は会社から半径500mを対象としていました。
2年経過し、気がつけば半径1kmになっていました。
あと2年経つと4km。
5年後は名古屋市内全域が伏見シリーズになっているかもしれません。
冗談はさておき、伏見シリーズの半径が広がっているのは否定できません。
事情はご理解頂けるはずです。
会社から広小路通りを名古屋駅方面に向かい、
納屋橋を越えた場所にある「宮鍵」さんに行ってきました。
老舗中の老舗。
創業は明治32年ですから、優に100年は超えています。
店構えもその雰囲気を漂わせています。
かすかに見える煙は店が燃えているわけではありません。
鰻が香ばしく焼かれているのです。
こちらから数十メートル西に向かうと鰻の名店「イチビキ」もあります。
そういえば最近、全然行っていないですね。
いつになったら食べ物ブログに登場するのでしょうか。
お店に入るとテーブル席は満席で座敷に通されます。
2人用のこじんまりした座卓が並びます。
外を眺めると中庭があります。
拝む必要もあるかもしれません。
歴史を感じさせますね。
こちらはかしわとうなぎ料理が有名です。
人気食べ物ブロガー的には鰻を選択すべきでしょうが、贅沢ばかりはできません。
庶民感覚を残さないと嫌われていくのです。
「すいません、とり丼をください。」
ここは敢えてとり勝負。
好感度を上げる努力をするのです。
「はい、はい、わかりました。」
こちらで働くスタッフは全て年配者。
何となく子供に見られてる感を感じます。
とり丼 850円
実にシンプル。
丼の上に乗るのは鳥肉と長ネギ。
以上!
世間に迎合しないこだわりを感じることができます。
そこには特製のつゆというのか出汁がかかっており、ネギとの相性が絶妙です。
意外にご飯の量が多く食べ方が難しいですが、つゆがご飯全体を包み込んでいるので、
それだけで味わうことができます。
明治時代はそれがご馳走だったのかもしれません。
そんな歴史のあるお店ですが、なんと初めてお邪魔しました。
ジモトの市民はあまり老舗に拘らないのかもしれません。
少し反省・・・。
ご馳走様でした。
次回はひつまぶしに挑戦したいですね。