う~ん、困ったもんだ・・・。
今、僕には読まなければならない本が山積みになっている。
優先順位からすればその山積みの本から片づけなければならないのだが、
勢いでkindleで購入し勢いで読んでしまった。
それが本書「ノーサイド・ゲーム」。
池井戸潤氏の最新作。
最近の小説家でいえば彼くらいしか読んでいないが、彼の新作はことごとく読んでいることになる。
同じ岐阜県出身ということもあるし。
それは関係ないか・・・。
今月発売されたばかりの作品なので、ネタバレしない程度に紹介しておこう。
タイトルやブックカバーから分かるように本書はラグビーを通したビジネス書。
ラグビーのルールがほとんど分からない身としては不安はあったが、そんなものは杞憂。
ラグビーの試合も多く描かれているが、手に汗握りながら読んでいた。
そこでも興奮を覚えるのは事実。
ガチガチのラグビーファンはどう感じるか分からないが、上手く表現されているのではないだろうか。
著者のラグビー愛も理解できるし・・・。
しかし、これはスポーツのフィクションではなく、池井戸氏らしいビジネス小説。
それも全身全霊の池井戸作品。
予想がつくといえば予想がつき、展開はそのとおり。
いい意味で期待を裏切ることはない。
ラストもイメージ通り。
「ああ~、やっぱり」と思いながらも、清々しい気持ちとヤル気がみなぎってくるから不思議だ。
池井戸作品に勇気と元気をもらう人は多いはず。
単純な僕もその一人。
と詳細は一切明かさず、書評ブログを書いた。
ドラマ「下町ロケット」で成功した戦略と同じ手法をここでも使うようだ。
来月からTBS系のドラマで放送される。
小説を出したばかりでドラマ放映。
それも微妙に異なるドラマ設定。
小説には主役の奥さんなんて出てこなかったし・・・。
そのあたりが実にイヤらしいが、僕はホイホイと喜んで観てしまうのだろう。
悔しいがとても楽しみ。
いかんいかん、日曜の夜は「いだてん」だけにしようと思ったのに。
読むべき本が沢山あるというのに・・・。
う~ん、困ったな(笑)。