映画館で観なかったら、寝てしまったかもしれない。
作品がつまらないと言っているわけではない。
グッとくる佳作であるのは間違いない。
だが、自宅でDVDをレンタルして観ると寝てしまいそうな感じなのだ。
チャン・イーモウ監督の作品はそれほど観ているわけではない。
評判の高かった「初恋のきた道」と「HERO」くらいしか観ていない。
失礼なことに自宅でウトウトしながら観ていた。
その評判を素直に感じることができなかった。
それは僕の観る姿勢に依るところがあると思う。
この2つの作品も映画館で観ていたら、評価は全く違うものになっていただろう。
それが本作にも言えるのではないだろうか。
派手なアクションやスケールのデカい映像が繰り広げられるわけではない。
大スクリーンの迫力を感じるような映画ではない。
映画は淡々としか進まず、想像を絶する展開はない。
DVDで観ても十分楽しめると思う。
しかし、この映画の魅力を本当に感じようと思うのであれば、映画館で観るべきだ。
ここまで書いて、何の映画がさっぱりわかりませんね(笑)。
それでいい。
どんな映画かは検索すれば、いくら調べられる。評価の高いレビューも多い。
僕がカッコつけていうのならば、大人のラブストーリー。
(全然カッコよくもないか・・・)
好きとか嫌いとか、チューとかは一切ないラブストーリー。
チャラチャラした恋愛映画が観たいのであれば、観ない方がいい。
高校生のうちの娘には合わないだろう(笑)。
観客も50代以上の方が多いように感じた。
理想とする夫婦像を見たいのであればお勧めしたい。
結構、辛くもあるけど・・・。
娘役のチャン・ホエウェンさんもいい。
凛とした佇まいが日本の若い女優さんにはない魅力として感じられる。
ずっと誰かに似ているなと思いながら観ていたが、誰かは思い出せないまま。
う~ん、残念。
たまには中国映画も観なければならない。
ステレオタイプにならないためにも・・・。