先週末の土日はFBAAファミリービジネスアドバイザー講座へオブザーバーとして参加。
僕がこの講座に通ったのが5年前。
今期はすでに7期生。20名の方が参加されていた。
詳細は守秘義務もあり話すことはできないが、ケースの発表や自己紹介を伺う限り、
意識が高く多様な経験をされた方が多かった。
今更ながら懇親会に参加できなかったのは残念。
トータル6日間の講座であることは変わらないが、内容は常にアップデート。
(この単語を使ってみたかった…笑)
土曜日は終日参加させてもらったが、僕の時代には全くないプログラム。
そのひとつが2011年に倒産した株式会社林原のケース。
お兄ちゃんが書いた「林原家 同族経営への警鐘」と
弟が書いた「破綻」を題材にディスカッションを行う。
「林原家 同族経営の警鐘」は僕がこの講座に通ってる時に読んだので、
印象も強く当時のブログに厳しいことを書いている。
「破綻」は読んでいないが、このディスカッションを聞くと読むに値する。
どこかのタイミングで読んでみたい。
今回の受講生の多くはファミリービジネスの当事者。
経営者の方もいれば、これから継ぐ方もいる。
そうなると課題図書に対しての捉え方は異なる。
名大社はノンファミリー企業であり、僕も息子を入れないと宣言しているので、感じ方は違う。
それぞれの発表を伺うだけで、各々の会社の課題感も分かりいい勉強。
より知識として深まったのはジェノグラム(家系図)の存在。
この林原のケースも責任を擦り付け合う兄と弟だけに問題があるわけではなく、
父親、母親、祖父母が与える影響も大きい。
考え方や価値観は勝手に育つものではなく、その背景も重要だから・・・。
うん、これはキャリアのクラスにも使えるかも。
その他にもファミリービジネスならではの面白い事例を聞くことができた。
面白いと言っては失礼で本人にとっては大変で最重要課題。
一番、頭を悩ませるところ。
そんな話を伺う度に、自分なんてまだまだラクしてるなと思ってしまう。
特に最近、疲れを感じやるせない面もあったので、大いに反省せねばならない。
今回、この講座に改めて参加したのにはいくつかの理由がある。
理由のひとつが明日から始まる「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」の存在。
僕はコーディネーターとして、
毎回、最初の20~30分はファミリービジネスのことを解説しなければならない。
そろそろネタもアップデートさせないといけない。
そのヒントを探るためにこの会にも参加させてもらった。
どうすべきか迷っていたが、2日間の講座を通し、自分なりに落としどころが掴めてきた。
やはりこれですね。
西川理事長の話を伺いながら、理解してもらうべきポイントが見えてきた。
実際、当日の気分で話の中身が変わってしまう可能性はあるが、
ちょっとこの辺りを掘ってみようという自分なりのアイデアも浮かんだ。
まずは明日、賛同を得られるかどうかだけど・・・。
いい学びをありがとうございました。
明日から名古屋でも生かしていきます。