最近のスタッフブログを読んでいると北海道に行ったり(×3)、
兵庫に行ったり(×2)、山梨や長野や滋賀に行ったり、
韓国に行ったりと休みを充実させていることが窺える。
「なんだ、なんだ」と思いながらも、リフレッシュして仕事に励む姿があればそれは問題なし。
いい休暇を取っているじゃないかと頷くだけ。
そんな会社の社長はどこへ旅行に行っている?
仙台、はい、仕事です。
京都、はい、仕事です。
東京、もちろん、仕事です。
仕事でしか遠方へは行っていない。
それでは寂しすぎるということで、行ってきました、
平日に・・・。
はい、豊田市です。
はい、100%営業エリアです。
余程貧乏か、余裕がない社長と思われていることでしょう。
概ね正解です。
そんなわけで今回お邪魔したのは豊田市美術館。
人生初めての訪問です。
さすがトヨタ自動車のお膝元。
財政が豊かなのは、一目瞭然。
施設を見れば実感。
美術館の外観を眺めるだけで堪能できます。
今、話題となっているのが、グスタク・クルムト。
没後100年になるため、こちらの美術館で多くの作品が展示され、映画も公開されています。
その分野に疎い僕は新聞広告で初めてその存在を知りました。
どうやら興味、関心は高く、平日にも関わらず美術館に入場するのも一苦労。
右脳を鍛えるためにも芸術を学ぶべきだとは思いますが、知識を含めまだ足りないところばかり。
具体的に何が良かったか、聞かれると答えに窮します。
やたら裸婦像が多く、それ以外にも官能的な作品が多いとしか答えようがない。
このグスタク・クルムトは生涯独身だったにもかかわらず、子供は14人いたという。
多い時には15名の女性が寝泊まりしていたというし・・・。
芸術家というのはなんとも羨ましい職業。
見方を変えればこの時代は混とんとして不安や葛藤が多く、
それを拭い去るための絵であり女性なのかもしれない。
絵のタッチにも不安要素や楽観要素が含まれているような気がしました。
僕は映画コラムニストではあるが(笑)、美術評論家ではない。
専門的なことはよく分かりません。
誤解を恐れずにいえば、全世界の美術館や博物館に訪れるお客さんも僕と同レベルでしょう。
しかし、それでいいと思うのです。
芸術を理解するには少しずつ感性を鍛え場数を踏むしかない。
そう思うと僕も会社の連中もまだまだ。
結局、夏休みは豊田市に訪問したというブログになってしまったが、
車で1時間圏内で芸術を楽しめるのはとてもありがたいこと。
休みに関係なく行ければいいですね。