3か月前にこんなブログを書いた。
小説「ノーサイド・ゲーム」
なんだがブログ通りの結果になってしまった。

それはドラマの結末ではない。
僕のドラマの見方が・・・。
まんまとTBS×池井戸潤の戦略に引っ掛かってしまった単純な視聴者。
そんな感じ。

そのブログに書いたように僕はラグビーはよく知らない。
ルールも曖昧。
サッカーの方が面白いと思っている。
しかし、ドラマを見るにつれ、ルールも理解してきたし、観るべきポイントも分かってきた。
20年間、ラグビーをやってきた方がこのドラマのラグビーの描き方は正しいと話された。
そりゃ、元日本代表のキャプテンが役者として出演するのだから、本物。

スポーツを描くドラマはその演出が難しいと思うが、本作においては合格点。
素直に興奮したし、
強靭な肉体を持つ役者陣もサマになっていたしね。

このドラマは単なるスポ根ではない。
池井戸作品だから、ビジネスドラマ。
それも左遷された(飛ばされた)社員が復活する道のりを描いたドラマ。

まさにそのまま。
もっと原作とは異なると予想したが、道を外すことなく正当派のサラリーマン復活ドラマ。
結末も想定通り。
何の裏切りもなかった。
それが爽快なんだけど・・・。

僕は密かに思っていた。
小説の黒幕は元上司の脇坂部長。
正直、僕はドラマの脇坂部長役の石川禅さんは知らない役者。
端役扱いだと思っていた。
そのためドラマでは上川隆也さん演じる滝川常務が悪役のまま終わると思っていた。

しかし、それは考えすぎ。
原作通りにドラマは進行した。
もっと素直にならなきゃいけませんね(笑)。

それにしても今どき、あんな会議室はあるのかな?
映画「七つの会議」でも感じたことだが、
真っ赤な絨毯(違った?)が敷かれた重厚な会議室は今も存在するのだろうか。
あんな無駄なスペースで会議するなんて・・・。
日産自動車はありそうな気がするけど・・・。
すみません。
言い過ぎました(笑)。

これも池井戸作品らしい演出。
会議の場で難敵を祭り上げる。
実際はそんなこともないとは思うし・・・。

あり得ない配役もこのドラマの見どころ。
一番は冨永会長役の橋幸夫さんだろう。
このインパクトは忘れられない。
西郷輝彦さんなんて可愛いものだ。
あとは舟木一夫さんが出れば完璧(笑)。

そして、ステキだったのはアストロズマネージャー役の笹本玲奈さん。
メガネ女子いいね~。
喜怒哀楽を前面に出す表情も愛らしい。
調べてみたら元宝塚。
全然知らんかった。

最終回も書斎のパソコン前に陣取り感動しながら観終えた。
ストレートすぎるドラマ。
カラオケで「馬と鹿」と歌えるようになりたいと思ったのは僕だけだろうか。
今週からは普段通りの生活に戻ります。