先日、機会を頂き「TOYOTA Investors Meeting 2015」に参加させてもらった。
トヨタ自動車の個人投資家を対象としたイベント。
トヨタの歴史や未来の技術を学べる展示コーナーや最新モデルの試乗など、
いくつかあるプログラムの中で僕の目的は豊田章男社長の講演。
基調講演「トヨタが考える持続的成長とは」と
ニュースキャスター小谷真生子氏との対談が一番の目的だった。
(やはり美人ですね・・・)
豊田家の三代目であり、世界を代表するファミリー企業の社長であるトップの講演は
ファミリービジネスとしても興味のあるところ。
多くの参加者はトヨタ自動車のこれからの戦略を聞きたかったと思うのだが、
僕はそれよりも三代目社長としての考え方や従業員との取り組みを楽しみにしていた。
詳細についてはいつものように割愛するが(スミマセン)、
この講演を通してトヨタ自動車の強さを改めて感じたのだった。
それはトヨタの手掛ける未来のクルマづくりや人材育成のことをいっているのではない。
もちろん、それも含まれるが、僕が強く感じたのは豊田章男社長が創業家として、
より強い責任感とリーダーシップを持ち、何よりも従業員を一番に考え、経営に携わっている姿勢。
2009年、米国での公聴会は代表的なニュースであると思うが、
トヨタ自動車が残るのであれば自分はどうなってもいいという潔さ。
自己保身は微塵も感じられない。
僕が学んできたファミリービジネスの理想をそのまま映し出していた。
投資家対象のイベントのため演出は当然だが、
僕は豊田章男社長の話を伺いながら、涙が出そうになった。
いや、正直、涙が出ていた。
(騙されやすい性格かも・・・笑)
つい先日も大塚家具の件でファミリービジネスについてブログに書いたが、
同じファミリービジネスでも天と地との差が開いている。
街頭インタビューでトヨタの社長はカルロスゴーンと言われていたように(笑)、
ファミリー企業として見られていない面はあるが創業家の想いは脈々と継がれている。
それはトヨタ自動車は社員が共に作った会社であるという共通の考え。
技術革新よりも、むしろその精神が永続的に続くことがトヨタの最大の強さ。
それを講演を通して最も感じたこと。小谷氏との対談も良かった。
あまり見ることがないオチャメな姿も披露していた。
この日、一日だけでトヨタが好きになってしまった。
次回、クルマを購入する時はレクサスかクラウンにしないと(笑)。
いやいやプリウスで・・・。
やっぱ騙されやすい性格かな。
いい機会を頂き、ありがとうございました。