先週土曜日は母校の後援会主催による父母教育懇談会。
この時期のテーマは「就職」で、
今年の就職戦線の状況報告や現役4年生によるパネルディスカッションが行われる。
やはり保護者の関心は高く1500名ほどの申し込みがあったよう。
僕は後援会長として出席し、開会の挨拶。
娘の就活状況を面白おかしく報告させてもらった。
ここでは内定を獲得した学生のパネルディスカッションがメイン。
優秀な学生登壇しているのは事実だが、それ以上に努力した学生が選ばれている。
今年は企業編と公務員編の2回。
企業編については業務柄ある程度予測は付く。
それでもその予想を上回る彼ら彼女らの活動量には脱帽。
量が多ければいいわけではないが、昨今、就活も効率化で必要最小限しか動かない学生も多い。
しかし、登壇した学生は違う。
プレエントリー数は200社近くの学生もいれば、12社の内定を獲得した学生もいる。
賛否両論あるかとは思うが、その活動量には拍手を送りたい。
その中で親に言われ嬉しかったことや辛かったことのコメントは参加者に響いたんじゃないかな。
そして、もう一つ行われた公務員編。
こちらに関しては僕はあまり知識がない。
初めて知ったことも多かった。
本年度母校の国家公務員の合格者は80名で東海地区の大学ではトップ。
これは大学の自慢でいい広報にもなっている。
支援プログラムも充実していて、それを目的に入学する学生も多い。
登壇した3名の学生も支援プログラムを活用しながら学んだわけだが、その話を聞くとすさまじい努力。
大学時代全く勉強になかった僕は比較対象すらならないが、
娘もこんな話を聞いたらビビってしまうだろう。
特に国家公務員を目指すのであれば、総合と教養と両方学ぶ必要があり、
総合はハンパない知識が必要。
クラスを受講しようとすれば授業も21時まで受けなきゃならないし、
対策のために3年次には毎日10時間勉強するという。
バイトは息抜きにするためのもので、学生生活のほとんどは勉強にあてられる。
目標達成に強い気持ちがないとまず難しい。
いやいや、凄いですね。
公務員もまだまだ高いハードル。
僕みたいな人間は100%無理ですね(笑)。
こうした話を聞くと「安易に公務員になったら?」なんて言えないね。
市役所勤務の後援会役員の方が「そんなに公務員がいいかなあ~」
と言っていたのはちょっと皮肉だったけど・・・。
学生の苦労や悩みを保護者は知っておく必要はある。
僕自身、いい勉強になりました。
お疲れ様でした。