映画界は悲しいニュースが続く。
昨日のブログは映画館のことだったが、今日は映画監督のこと。
昨日、亡くなられた大林宣彦監督は好きな監督だった。
僕ら世代で影響を受けた人は多い。
ちょうど高校、大学時代に「尾道三部作」が製作されたため、当時の映画ファンは引き込まれていった。
僕もその一人で、「時をかける少女」の原田知世や「さびしんぼう」の富田靖子には惚れた。
尾美としのりは今や土岐頼芸だしね(笑)。
「さびしんぼう」は僕の中では生涯作品ベスト5に入る映画。
何度観たか分からないくらい。
もう20数年は観てないけど・・・。
大学時代には彼女と尾道にも旅行に行き、オタクっぽくロケ地も回った。
きっと彼女は迷惑だっただろう(笑)。
当時は映画研究会に属しており、県内大学の映画研究会を集めて映画祭を開催。
僕は事務局の一人で映画祭の運営も担当していた。
その時にゲストとして招いたのも大林監督。
名古屋駅の新幹線の乗り場まで迎えに行き、一緒にタクシーに乗り会場まで向かった。
いつも奥さんが一緒でこの時も仲睦まじい姿を見せていた。
自主映画出身である大林監督は僕らの取り組みにも賛同してくれ、
格安な謝礼でこの映画祭にも協力してくれた。
一度しかお会いしていないが、TVで観るのと同じで優しい語り口で、とても温厚な方。
翌年招いた大島渚監督とは随分と印象が違った。
すいません・・・。
その時にいただいたサインは今でも大事に持っている。
今となっては大切な思い出。
未だに何が書いてるのかわからないけど・・・笑。
その後も「新・尾道三部作」など話題作を作り、学生時代ほどの熱はなかったが楽しませてもらった。
一昨年公開された「花筐/HANAGATAMI」は観よう観ようと思いながら、
168分という時間に恐れをなし観ていない。
最近はすっかりご無沙汰だし、これを機会に観なきゃいけない。
ある意味、僕の青春時代に大きな影響を与えてくれた一人。
大林監督のおかげで日本映画の魅力にはまっていったのも事実だし、
昔は作品をネタに飲みながら熱く語らせてもらった。
それも懐かしい。
また、作品を振り返りながら飲み会をやるのもいい。
今ならオンライン飲み会かな・・・。
これまで素晴らしい作品を残して頂き、ありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。