こんな立派なことを書く先生方が自分の身近に存在するとは大変ありがたい。
曽和さんは一昨日のオンライン飲み会でもご一緒したし(笑)。
それにしても最近は自らの発信も含め露出が激しい。
それだけ多岐に亘る思考を持った方なんだろう。
伊達さんも学術界とは思えない容姿と語り口で分かりやすく情報を提供してくれる。
僕は頷きながら聞くばかり・・・。
そんな出足だと本書は宣伝本に近い思われるかもしれない。
いっておこう。
宣伝です!
しかし、単に知り合いが著者だから宣伝するのではなく、それは読む価値があるから。
組織に関わる者、人事に関わる者、社内的に人的問題を抱え悩んでいる者、
自分のやり方は正しいと思い込んでいる者には読んでもらいたい。
僕自身も自分が正しいと思っていたことが必ずしもそうでなかったり、
自信がなかったことが案外正解に近かったり、それを感じ取れたのは本書を読んだからこそ言える。
決してこうすべきと答えが書いてあるわけではない。
それを求めている方にとってはモヤモヤ感が残るとは思うが、
簡単に〇×で判断できない人に携わるとはそんなことなんだろう。
本書は採用、育成、評価、成長、文化、各々が持ち得るバイアスポイントを45項目で著されている。
なるほど!と思う点もあれば、よう分からんな・・・と思う点もある。
よう分からんな・・・という点に関しては読み込みが足りないか、
自分の考えが浅いことになるのだろう。
その気づきを得るだけでも今のポジションを把握することができるし、
課題解決の糸口にも繋がる。
評価のバイアスを読みながら、本当に評価なんて必要なのかと思ってみたり(笑)。
いすれにせよ単純な社会ではなくなった。
昔のようにただガムシャラに仕事すれば成長できる時代ではない。
それ自体求められていない。
だんだん付いていけなくなる自分を恐れながらも、
吸収すべきは吸収し、変化させるべきは変化させる。
これから益々働き方や会社との関わり方は変わってくるし・・・。
たかだかこの1~2か月だけでも多くの企業でこれまで気づかなかった問題が発生する。
それは他人事ではない。
それは文化なのか、評価なのか。
採用の世界も大きく変わっていく。
新たなバイアスも生まれるだろう。
その時に僕はどんな立ち位置でいられるのか。
答えはすぐ見つからないが、逃げることなく立ち向かわねば・・・。
いい勉強になりました。
ありがとうございました。