平日の朝は新聞を読みながら、NHKのニュースを見て、
その後テレビ愛知「モーニングサテライト」に移るのが日課。
食事をしながら新聞を読みながらなので、あまり頭には入ってこない。
家人からすれば、カッコつけやがってぐらいしか思っていないだろう(笑)。

最近、「モーニングサテライト」で取り上げられているのが「ネット興亡記」。
藤森慎吾氏扮する新聞記者の視点でネットバブルの崩壊やライブドア事件等を描いたドラマ。
僕は番組内で紹介される一部を観ただけで、肝心なドラマは観ていない。
この際、「Paravi」を契約するか。
と思ったりするが、誰かに叱られそうだな・・・。

僕はかけ離れた世界ではあるが、同じ時代を生きてきた。
ここに登場する人物も以前より関心を持つ方ばかり。

今回、そのドラマ化にあたり特別イベントが組まれ、
USEN-NEXT HOLDINGSの宇野康秀氏とCyberAgentの藤田晋氏とのトークLIVEが企画された。
この対談は見逃すわけにはいかない。

宇野氏はインテリジェンス(現パーソルキャリア)の創業者で藤田氏は元部下。
業界内では有名な話で、2人の著書は僕も読んでいた。
インテリジェンスが名古屋支社を立ち上げた時、僕は営業担当で多くの仕事もさせてもらった。
その仕事を頂く背景には、ちょっとしたことはあったのだが、ここでは割愛。
もし、僕が違う判断をしていたら僕の人生も大きく変わっていたはず。
なんだか意味深(笑)。

この対談をワクワクしながら視聴したのだが、前半は僕が想像していた内容とは違った。
壮絶なビジネスの浮き沈みを語るかと思っていたが、そうではなくネットの未来を語る場。
それはそれで参考になったが、せっかくなのでこの2人の突っ込んだ関係性を知りたかった。
しかし、それは僕の勝手な思い込み。

途中、藤森氏もセッションに加わりメディアの今後を語っていたが、
藤森氏も随所に頭の良さを感じさせる発言をしていた。
オリエンタルラジオはただのお笑いコンビではないことがこのやり取りからも理解できた。

それぞれネットでのメディアを持ち、今後さらに競争は激化していく。
競合はネットのみではなく既存のメディアも含めて。
話を聞く限り、既存のメディアが一番危ういと感じさせる。
コロナが更に加速させそうだ。

僕は宇野氏が藤田氏に対し遠慮しているように感じた。
藤田氏は「宇野さん」と呼び、宇野氏は「藤田社長」と呼んでいた。
僕が宇野氏の立場なら、フジタ~と呼び捨てにしてしまうだろう。
この微妙な関係性に何か裏があるのではと勝手に妄想が膨らんだ。
それとも宇野氏の性格だろうか・・・。

面白おかしく視聴した1時間30分。
ブログでは内容の公開は控えておこう。
すいません・・・。

思わず笑ってしまったこと。

記者の「これまでの苦労で支えになったことは?」という真っ当な質問に対し、
藤田氏は「何もない。耐えるしかない」と期待を裏切った回答。
一方で宇野氏は「本気で支えてくれた仲間」と理想的な答え。
この空気を読んだ絶妙なやりとり。
それを感じたのは僕だけだろうか。

観終わった後に早速、宇野氏を描いた新刊本を購入。
その波乱万丈の人生を学びたい。
ドラマ「ネット興亡記」は宇野氏が締めるようだし・・・。

経営者の生き方、考え方は常に何かを与えてくれる。
人の振り見て我が振り直せと感じたトークLIVEだった。