今頃何を言ってるんだ・・・と思われるかもしれない。
6月に入り、就活生の状況も日に日に変化しているだろうが、
今年ほど分かりずらい年はない。
そもそも僕自身があまり理解できていない。
就職支援会社のトップが情けないことを言っていると思われるだろうが、
それはあくまでも個人の話。
会社全体の話ではない。
僕の実感値が今年はあまりにもなさすぎるのだ。
そもそも学生との接点が少ない。
例年であれば、大学での講演もあれば、自社の採用選考もある。
当然主催するイベントもある。
今年はそれがほとんどなくなり、直接感じる場がない。
日報だったり、営業や学生広報の声だったり、ブレーンからの情報だったりがほとんど。
それを自分なりにまとめ、感じる点はあるが漠然としているのも事実。
選考もWeb面接が中心となり、これまでの正しさは多くの場で失った。
感情面で訴求することが難しくなり、いかに言語化し論理的に伝えるかが重視されると、
採用担当も学生も見極めが難しくなるだろう。
採用環境でいえば明らかに学生は不利になるが、企業選びに関しては学生優位ともいえる。
移動時間や交通費も要らないわけだし・・・。
そんなことを思いながら、ネットを漁ると就活に関しての情報が出るわ、出るわ。
YouTubでもどれだけの人が活躍しているのだろう。
そこで発見したのがしゅんダイアリーという学生ユーチューバー。
人材研究所の曽和さんを相手に面接をしていた。
その彼はNewsPicksのレギュラー番組「OFFRECO.」にも出演していた。
これが面白かった。
平成ノブシコブシの吉村崇氏と産業医の大室正志氏がゲストを招き、飲みながら語り合うという番組。
今回のタイトルが「就活2020虎の巻」。
人材業界とはほぼ無縁の方が集まっての話は、
(リンモチ出身の麻野氏は違うが)
普段僕らが会話する目線とは異なり、かなり新鮮。
ある種、僕たちにバイアスが掛かっていると思えてしまう。
業界の常識は本当は常識でないのかも・・・。
それは大企業を選ぶか、スタートアップを選ぶかもそうだし、
人気だがおススメしない業界もそう。
登場するゲストがスタートアップ企業の経営者ということもあり、見ている世界は一般的ではない。
これを就活生は見るべきだと思うが、安定志向の学生は戸惑うだろう。
もうそろそろ、安定志向も止めたほうがいいかもしれないけどね。
ここで語られたことは僕にとっても役に立った。
来月からスタートする大学のキャリアの授業でも参考にすべき点は多い。
より多くの目線は取り込まねばならないね。
で、結局、今年の就活はどうなる?
内定率はデータ上は高いが、実際はそんなに甘くはない。
この2か月が勝負だろう。
そして、その後も活動は継続していくだろう。
それは学生も企業も・・・。
お互いチャンスは多いと思うけどね。
名大社としても後半期に入るこれからも積極的にサポートしていく。
それは学生も企業も・・・。
果たすべき役割は例年以上に多い。
と、自社に都合よくまとめてしまった(笑)。