名大社ではこの9月で上半期が終了。
僕が会社を任されて丸10年。
現在11年目に入っているわけだが、これだけ業績の落ち込みは初めてのこと。

コロナの影響が大きいとはいえ、その責任は重い。
ステークホルダーが厳しい会社なら更迭されてもおかしくはない。
仮にもしそうなったとしてもそれに従うしかない。
何かのせいにするのは簡単だが、それは単なる言い訳。
潔しとはしない。
社会の評価として受け止めるべきだろう。

その上半期もあと数日。
各部門とも今月可能な限り追い込む仕事。
下半期に向けて準備する仕事。
それぞれが慌ただしくする今週。

一昨日は21卒学生向けの「ジモト就職フェア」。

9月下旬にも関わらず多くの学生が参加してくれた。
この時期に就活生が数多く参加することで今年の就職環境が理解できる。
少しでもいいキッカケができるのを祈るばかりだ。

半期の締めの仕事としてやらなければならないのは上半期の評価。
今期より人事評価制度を見直し、より「名大社モデル」に沿った流れで評価を組み立てている。
一人ひとりがセルフマネジメントシートを記入し、
それに基づいて各部門の責任者が集まり一人ひとりを評価する。

昨年までは上司がチェックし意見は集約するものの、
最終的には僕の判断に委ねられていたが、今年はより客観性を持たせることになった。
言っておくが僕が不公平な評価をしたわけでも、好き嫌いで決めたわけでもない。
あくまでも納得感を持った対応はしている。

しかし、それでもやはり片手落ちだろう。
評価者が多ければいいという問題ではないが、各部門からいろんな視点が入ることで、
見えていないいい部分、見えていない悪い部分も見出すことができる。
それを取り組むなら、じっくり時間を掛けかつ集中的に行った方がいい。

責任者は僕を含め6名になるが、僕以外は忙しいメンバーなので都合を合わすことは難しい。
そのため無理をいって、シルバーウィークに出勤してもらった。
来客も電話もなければ、あれこれ声を掛けられることもない。
2日間集中して行うことができた。

いろんな角度から人をみるものの、大きく評価が分かれることはない。
微調整はあるにせよ、意見が大きく分かれることもない。
但し、人によってかける時間はマチマチ。
すんなり20分で終わる者もあれば、1時間以上要する者もいる。
それは今後の仕事への期待や役割も含めて話をするので、議論も熱くなる。

それほどハードな仕事ではないと思っていたが、一日を終えるとドッと疲れも出る。
それでもこうして集まり議論する必要性も感じた。
役員はともかく休日返上で集まってくれたメンバーには感謝。
もちろん役員もだけど(笑)。

後は上手くまとめてもらい、来週に僕が一人ひとりに対してフィードバック面談を行う。
結構これもハードになると思うが・・・。

人の評価は難しいし、どこまでいっても完璧はないが、今の企業の取り組みとしては必要なこと。
今後も少しでもメンバーが期待感の持てる制度を作っていきたい。
まずは来週だけどね・・・。