先週、カオナビ主催の「“個を活かす”マネジメント改革2020 ~組織と人事のDXを知る1日~」
というオンラインイベントに参加。
facebook広告に乗っかって参加したが、かなり面白いイベント。
一般的にオンラインイベントは60分や90分が多いが、こちらは3時間。
「新しい働き方」「組織と人事のDX」「“個”を活かす」
と3つのテーマに分かれ長丁場だったが、飽きることはなかった。
登壇者は時代を象徴する方ばかりで、
それに惹かれて参加された方も多いはず。
僕もミーハー的な気持ちがなかったといえばウソ。
中でも最初の山口周氏のセッションは大変参考になった。
先日、kindleで購入した「仮想空間シフト」は手付かずのまま。
早く読まないといけない。
彼の著作は「ニュータイプの時代」を始め、唸らされることは多い。
その考えについていかないと完全に時代に置いてきぼりになる。
信者でも何でもないが、
僕と同世代のオジサンは理解しないと気づいた時に手遅れ。
大袈裟な表現だが、できるできないはともかくせめて知っておくべき。
今回の講演もそれを痛烈に感じた。
今や“No normal”の時代。
これまで常識と思っていたリーダーシップやマネジメントはリセットされる。
山口氏の表現を借りれば常識の連鎖破綻。
知識や経験は不良資産化し、足かせにしかならないという。
これまで僕が信じてやってきたことはもう通用しないということか。
こんなふうにいうと完全否定をされているようだが、決してそうではない。
過去の資産に頼るのではなく、
常に学び続けアップデートを繰り返していくこと。
過去の成功体験は何の意味も持たない。
これからのリーダーシップは年齢も経験も関係ない。
これまで僕らは組織の中で人を変えようとしてきたが、
それは所詮無理な話で互いにとって不幸。
個を組織に染める時代じゃないのだ。
役員もフォロワーとしての役割が求められる。
企業に所属することは過去の遺産になりえる。
副業や兼業が当たり前になれば、それは当然、時間の問題。
より個々の自発性が求められる。
山口氏は今はやりのジョブ型雇用は合わないと明言される。
ジョブ型は環境変化に合わないというのだ。
確かに今の専門性が10年後あり得るとは限らない。
その職種が世の中から消えることも考えられる。
それは歴史を勉強すれば分かるということ。
なるほどね・・・。
本当にそうなるかは分からないが、
話しぶりは説得力があるので、つい引き込まれてしまう。
これをチャンスとみるかピンチとみるか。
世代間でも大きく分かれるだろう。
いや違うな。
年齢ではなく頭の柔らかさだろうな・・・。
とりとめない話になったが、常にそんな意識は持っていたい。
そこをビジネスチャンスに繋げる賢い企業もあるんだろうね。
見習いたいけどね・・・。