今月の日経トップリーダーの特集は、『人から始める地方創生!中小企業の「宝の山」を徹底解剖』
ちょっと大げさなような気もするが、その取り組みについては興味深く読ませてもらった。

nikkei1552

我が愛知県は果たして地方と呼ぶのであろうか・・・。
いやらしくウィキペディアで調べると
・ある国の中のある地域。国内の一部分の土地。
・首都以外の土地・場所。対義語は「中央」。

と書かれている。

まあ、地方に該当することにはなるだろうが、
僕も含め特に名古屋市民は自分たちを地方とは思わないであろう。
その印象は田舎町で人口減少が激しい地域を指しているような気がする。
その点でいえば僕の実家である岐阜市のはずれはそれに該当するかもしれない。

名大社の事業エリアは東海3県。
自分たちで東海地区に特化して!と大声で叫んでいるので、僕の田舎もその対象となる。
実態として東海地区の民間企業の採用支援を主たる業務にしているのだが、
ここ最近は民間企業に拘らず、
もっと地域に根差す事業を考えていきべきではないかと思うようになってきた。

極端な言い方をすれば、製造業でモノ作りの仕事に関わるのも、
農業に従事するのも偶然が重なるようなもので、
たまたま選んだ仕事がそっちだったということもあり得る話。
実際はそんな簡単ではないことは承知しているが、仕事選びのポイントとして、
そんな選択の仕方があっても間違ってはいないと思う。

親の仕事を継いでいない僕が言うのは説得力に欠けるが、実家のある岐阜はいまでも農業が盛んで、
そこに大きなニーズがあるが策が練られていないのが現状だ。
やり方次第では新たな雇用を生むだろうし、
僕たちが何かのキッカケで役立てることも考えられるだろう。
具体的な取り組みは何もしていないけど・・・。

今回の特集では、元ニート起業家の大藪崇さんが道後温泉の旅館や今治タオルなど
愛媛県を盛り上げる取り組みが紹介されていたが、これも大きなヒントになり得る。
地元の人だけでは(高齢化の問題も含め)打破できない問題を新しい血を注入することで
起爆剤となり、地域の活性化に繋げる例も多い。
こういった成功例を単に真似るだけでなく、一緒になって考え行動に移していくことも重要。

サブタイトルにもあるように中小企業の「宝の山」もその点をじっくり見つめることで
生まれる価値もあるのではないだろうか。
まだまだ無責任なことしか言えないのが現実だが、
僕たちも何らかの形でこの地方を盛り上げる取り組みを行っていきたい。

恵まれた土地だからこそ、今のうちから真剣に考える必要はありそうだ。