先日、映画監督でありカメラマンの日比遊一氏とご一緒する機会を頂いた。

SNSを通じて日比監督と出会ったのは半年ほど前。
名古屋市出身で共通の知人も多い。
僕が映画コラムニストととして名をあげたからか、
自主映画あがりからかは定かではないが接点ができた。
ただの偶然という話も・・・。

日比監督は高倉健さんの人生を描いた「健さん」や
樹木希林さんの企画した「エリカ38」を撮った監督。
玄人なら名の知れた方だが、一般的には知名度はない。

彼が監督した最新作「名も無い日」も最近まで上映する劇場が決まっていなかった。
それがこの5月に愛知・岐阜・三重で上映が決まった。
こちらが予告編。

ご覧なられればお分かりだろう。
永瀬正敏、オダギリジョー、真木よう子、今井美樹など豪華俳優陣。
すべて日比監督が口説いて回ったという。

本来であればすぐに配給先が決まりそうだが、映画界はそんな簡単ではない。
制作された99%は公開の場がない。
また、アイドル起用やロケを東京にすることが優先されるという。

日比監督はロケは名古屋、
それも名古屋弁の使用にこだわったため、配給先はなかなか決まらず。
そんなに名古屋は嫌われるのか(笑)。

それに抗う人が多かったかは不明だが、日比監督の支援者が増え、
集まった資金と応援により公開が決定。

僕も6月に行われる「監督と一緒に行くロケツアー」というとっても小さな支援はさせてもらった。
偉そうにいえる支援ではないが、小さな積み重ねが大切。

東海地区公開の後は全国に広がっていく予定。
予告編を観れば分かるが、本作はヴィム・ヴェンダース監督も絶賛。
他にも多くの芸術家が評価している。

僕も監督とツーショットを撮り、
「ブログで宣伝しますね」といった手前、観客動員の協力をせねばならない。
ブログをご覧の全国の映画ファンのみなさん、どうぞよろしくお願いします。

日比監督は子供たちが映画館に足が遠のいているので、
映画館に出向く文化を作りたいという。
それには僕も共感。
TVでもパソコンでも、最近はスマホで映画を観るのを否定はしないが、
やはり映画は映画館で観るのが一番いい。

暗闇で感じ取る世界は僕らに与える影響は大きい。
少しでも映画館に足を運んでほしい。

まずは「名も無い日」
こちらを観てもらいたいですね