インターシップを企画する人事担当者、採用担当者は常に手元に置いておくべき一冊。
それはインターンシップに慣れた企業もこれから検討する企業も同様。
書籍の帯に書かれている様に、プログラムの基本と運用の実際がわかる。
(そのまんまじゃないか・・・笑)
今後、インターンシップはどの企業においても当たり前な取り組み。
最近は採用目的が主流だが、本書に書かれているCSV的価値としても必要になるだろう。
現在の名大社のケースが理想的とは言わないが、
うちで実施するインターンシップは本書に書かれているモデルに近い。
採用ありきではなく学生を育てる、企業を知ることを目的に置いている。
それが重要だと考えている。
だからといって今が完璧かといえばそうではない。
また、細かな見直しも発生するだろう。
そんな時に本書を体系立てて活用することで
双方にとってよりメリットのあるインターンシップを実施できる。
それは名大社に限らず、これから真摯に向き合うすべての企業にいえること。
本書はプログラム作成シートや学生向けのワークシートも掲載されているので活用法も広がる。
採用目的のインターンシップを行う企業もまずは基本を押さえることは重要。
そのための教科書的存在ともいえるだろう。
就職情報会社の営業はインターンシップを勧めるが、本書に書かれているような提案はしない。
(多分ね・・・)
あくまでも手っ取り早い方法を推す。
(多分ね・・・)
ポジションとしては仕方ないが、それでは片手落ち。
うちの営業も両面から捉えられるといい。
企業と学生を振り子として例えた説明も参考にしながら・・・。
著者の一人である今永典秀さんは彼が学生時代、名大社のイベントを手伝ってくれた。
社会人になってからも接点があったが、気がつけば大学の准教授。
その活躍ぶりは目覚ましい。
昔は僕が偉そうにしていたが、これからは頭を下げ教えを乞わなければならない。
よろしくお願いします。
今永さんが多分、書いた「人生100年時代のインターンシップ」というコラム。
「インターンシップは学生のものという固定概念を壊して、
いくつになっても、どんな立場になっても、学び続けること」
確かにおしゃる通り。
僕も継続的な学びのためにインターシップに参加すべき。
とても参考になりました。
ありがとうございました。