名大社は今回「ふるさと就職応援ネットワーク(略称:Fネット)」
に加盟した。
このFネットというのは、地方の人材事業に強みを持ち、
独自の活動を展開する企業が、地方出身学生の地元就職の支援を基本理念に設立した組織。
各地域の企業が連携を強化し、ポータルサイトの運営やイベント実施などで、地元就職を支援する活動を行っている。
名大社も東海地区での就職を応援している企業であり、
地元に特化した展開をしている。
以前から面識のあるこの組織の幹事の方に、組織の理念や志を伺い、
賛同して、仲間に加えさせてもらう事となった。
しかし、ただ手を上げれば参加できるというわけではなく、
既に活動を行う加盟会社の賛成を得なければならない。
加盟会社は北は北海道から南は九州まで15社あり、
各々がそのエリアで積極的なサービスを提供している。
今年2月に初めて会合で加盟会社のトップと交流をさせてもらい、
情報交換もさせて頂いた。
その多くが自ら起業した経営者であり、高い志と行動力、
そして高い能力を持った方である。
その方々の全員に承認頂いたのであるから、大変光栄な話だ。
2ヶ月に1回定例会が行われるため、先週10日に東京に出向き、
今後の展開についての議論に参加させてもらった。
ちょうどFネットとして、新たな取り組みの時期であり、
その会合は有意義で貴重な体験であった。
詳細はリリース段階にさせてもらうことになるが、東海地区を中心に展開する当社にとっても、新たなチャンスが拡がりが期待できると共に、何らかの形で貢献できるのではないだろうか。
いくつかのテーマに基づいての発表や討議が行われた後、
六本木で懇親会が開催された。
ここの場でも多くの「学び」を得る事となる。
酒を酌み交わしながらの話なので、話題もあっちへ行ったり、
こっちへ来たりととりとめなく続いたが、終わった後で気づいたことがあった。
この加盟会社のトップは、「元リク」が多いということ。
さすが人材輩出企業の代表格であるから、当然かもしれない。
しかし、事業ドメインにおいては同じ人材事業にも関わらず、
リクルート商品を取り扱う会社が1社もないのは驚きだ。
名古屋地区でもリクルートOBが起業するケースもあるが、
人材事業を行う場合、リクルート商品を扱う代理店や制作会社を経営する事が多いと思う。
反発心が強いかどうかは定かではないが、既存メディアに頼らず、
自らの手でメディアを立ち上げるパワーは凄い。
それも自分と同世代の経営者が多いことは、大きな刺激であり、尊敬である。
Fネットは自社も含めた今後の就職支援の展開が中心にはなる場ではあるが、それ以外でも、ここで学ぶ価値は大きい。
今後の活動も新たなビジネスモデルの構築も楽しみである。
その中で、このFネットの理念に基づいた地元就職の支援に対して、
名大社がどのように貢献できるかを真剣に考えなければならない。
2010年4月12日