日本代表がパラグアイに惜敗し、ワールドカップへの注目が自分の中で一気に薄らいだように感じたが、決してそんな事はないようだ。
ベスト8の中では、最も関心が薄いガーナ×ウルグアイを何とはなく見ていたが、どんどん惹きこまれてしまった。ただのサッカー好きで戦術や選手については詳しくないが、両チームとも素晴らしいチームだと感じた。
そして、延長後半のラストからPK戦は凄まじかった。後半15分のガーナのコーナーキックからのシュートをウルグアイのスアレスがハンドで止め、レッドカードの即退場。エースのジャンのPKでこの長いゲームはガーナの勝利で終了かと思われた。しかし、なんとジャンがそのPKを外してしまう。ドロー。
うなだれるジャンと控え室に戻る途中で大喜びをするレッドカードのスアレス。印象に残るシーンであった。
そして、PK戦。
最初に蹴るのは先ほどPKを外したジャン。とても信じられなかった。通常の精神力ではとてもじゃないができる行為ではない。
だが、そこにガーナのこの勝負にかける想いと落ち込んだ精神状態のチーム奮い立たせる大きな決断だと感じた。
相当なプレッシャーがあったかと思うが、ジャンは見事にPKを決めた。このまま風向きはガーナに傾くかとも思ったが、後の選手が続かず、結局、ガーナは敗れ、ウルグアイがこのPK戦を制することとなった。凄まじい試合だった。興奮もした。
日本×パラグアイのPK戦も大いに感動したが、今回のガーナ×ウルグアイのPK戦もそれに負けず劣らずであった。
う~ん、やっぱりワールドカップは面白い。
あと少しは睡眠不足が続きそうだ。
2010年7月3日