昨日までNHKドラマ「ハゲタカ」が再放送されていた。以前録画したハードディスクが壊れ見れなくなってしまい、再度、放送に機会を窺ってはいたが、気づいたのが昨日で録画できたのは5話と6話だけになる。その前から放映してたんだ。残念・・・。
主演の大森南朋は「龍馬伝」の武市半平太役でも主役を凌ぐ輝きを見せていたが、この「ハゲタカ」での存在感も抜群であった。
(映画「ハゲタカ」はそれに比べるとちょっといただけないが・・・)
このドラマは、少なくともNHKのドラマでは、僕の中では一番の好きな作品である。というわけで、早速本日、5話「ホワイトナイト」を見た。
ストーリーは多くの方が既にご存知なので割愛するが、この5話は、全6話の中でも最も目まぐるしく状況が変わり最も盛り上がる。最後のシーンはどうかと思うが・・・。
その舞台となる大空電機の社長の立場はまさにジェットコースターに乗っている状態で、翻弄されっぱなしだ。
ただ、僕はこの大空電機の大杉蓮演じる塚本社長が好きである。
その塚本社長のセリフに印象的な言葉がある。柴田恭平演じる参謀役の芝野氏と役員車の中で、ボロボロになった前社長 大木昇三郎の著書を芝野氏が手に取り、
芝野「こんなになるまで読んでいるのか?」
塚本「ああ、全て暗記してるよ。大空電機には工場の隅に転がるネジ1個まで、大木昇三郎が宿っている。後を継ぐ者は地獄だよ。」

ドラマを知らない人には全く意味不明だと思うが、このセリフは全6話の中でも、一番印象が強い。他にも印象に残るセリフは多いが、どれか選べと言われれば、間違いなくこのセリフを選ぶだろう。
ハードディスクが壊れる前は、何度となくこのドラマを見ていた。それも僕自身にあまり元気がない時に見ていたような気がする。
普段、ドラマをほとんど見ない自分が、何故かこのドラマだけは何度も目にしてしまうのは、そこから感じる事がきっと多いのだろう。
今回、久々に「ハゲタカ」を見て気づいたことがあった。「龍馬伝」に似ていると・・・。調べてみて判明した。音楽担当が二つのドラマとも佐藤直紀氏。
今後、注目である。