コロナが飲食店に影響を与え街が変わっていきます。
それだけではなく時代の変化と共に街の風景も変わっていきます。
会社から栄方面に向かいます。
以前、百貨店のあった丸栄は跡形もありません。
その向かいにあるのが栄町ビル。
一時期は栄を象徴するビルでしたが、その面影はありません。
営業時代はこのビルの公衆電話から営業電話を掛けまくっていました。
カウンターのみの安い飲食店もよく利用していました。
そのビルも間もなく解体。
飲食店は徐々に退店し、9月末ですべてのお店が閉店するようです。
飲食店街もこの通り。
残されたのは2店のみ。
貼り紙を凝視すると9月30日以降も営業しますと書いています。
「えっ、ほんと?ギリギリまで粘るの?」と思い、お店に入ります。
「スパゲティハウス チャオ 栄町ビル店」さんに行ってきました。
名古屋では有名なあんかけスパゲティのお店。
このブログでも錦通伏見交差点店で取り上げていますし、
中日ビルにあったお店も「食べ物のはなし哀愁編 あんかけスパ」と悲しいタイトルで書いています。
こちらのチャオグループ、どうやら老舗ビルが多く、
ビルが解体されると共に閉店するパターンが見られます。
名古屋の伝統と共に生きている証かもしれません。
以前のブログもそうですが、人気食べ物ブロガーはバイキングの注文がほとんど。
他のメニューに惹かれても、結局、選ぶのはいつも同じ。
メニューの横に置いてあるプレートを眺めます。
「やっぱり9月で閉店なんだ・・・」
感傷的になりながらも感謝祭の表示に目が移ります。
「すいません、ミラカン、レギュラー」
チャオファンであればもっともらしい注文の仕方ですね。
ミラカンが分からない不届きな方はいないと思いますが、ここは説明しておきましょう。
ミラネーズとカントリーを足したもの。
もうお分かりですよね?
ミラカンR 830円
ランチの100円引きは随分得した気分になります。
やはり一番人気はミラカンなんでしょう。
ここに粉チーズ、コショウ、タバスコをドバドバとかけて頂くのが通の食べ方。
赤ウインナーがあんかけとパスタに絡むと絶妙な味わい。
営業時代はレギュラーでは満足せずジャンボを頼んでいましたが、今はレギュラーで十分。
太麺がずっしりお腹に溜まり、夜まで空腹を感じることなく働くことができます。
サラリーマンの味方ですね。
こんなお店が無くなるのは寂しいですが、きっと違う場所に出店されるのでしょう。
懐かしさを感じたい方は28日までにぜひ!
ごちそうさまでした。
貼り紙は昨年のことですね、きっと・・・。