先週金曜日はプライバシーマークの現地審査。
プライバシーマーク(Pマーク)とは、
個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を評価し、それを認定する制度。
更新するには2年に一度審査が行われる。
例年は社内で実施だが、今回は緊急事態宣言のためオンラインでの審査。
それが先週金曜のこと。
僕は代表者として最初の20分程度、
事業や個人情報取り扱いの取組み、啓蒙等のヒアリングを受ける。
僕のヒアリングも5回目になるのかな?
大変なのはこのための準備を行うスタッフの面々。
まずはお疲れ様でした。
あとは無事に通ることを待つのみだね。
準備だけではない。
ルーティンな仕事として普段から体制を整え、各業者とも密なやりとり、書類関係もまとめる。
新たな運用ルールが決まれば遵守する体制も再度整備する。
地味だが、かなり気を遣う仕事。
改めて感謝!
このPマークを初めて取得したのは2004年。
17年の年月が経過している。
何を隠そう名大社が最初に取り組んだ時の企画推進担当は僕。
Pマーク取得のための準備と体制、運用を作ってきた。
きっかけは新卒サイト中心の会員登録がスタンダードになり、
個人情報の取り扱いやセキュリティに最善の注意を払う必要になったため。
今でこそ社内は当然の業務として進んでいるが、18年前は意識も薄かった。
紙文化で個人情報を含む書類は社内に散乱していたし、取得ルールも曖昧。
シュレッダーの存在すら知らなかった。
それは言い過ぎ(笑)。
とにかく一からすべて対応しなければならない。
そんな時期だった。
社内だけで完成させるのは無理で、コンサルに依頼し共に作ったのが最初の申請時。
個人情報保護方針の原形も僕が作った。
結構ハードだった。
コンサルの選定から実務まで中心的に動いてきたが、
元々そんな知識があるわけでもなく、学びながらやっていくしかなかった。
むしろ苦手な分野。
右脳よりも左脳を求められる一連の仕事は苦痛だったが、今思えばいい経験。
よくよく思い出すと、この頃重要な業務にことごとく関わってきた。
都合よく使われただけだが、営業し自分のチームを持ち、よくやれたと思う。
とんでもないミスを犯し、
(僕が犯したわけではないが・・・)
こっぴどく叱られたこともあった。
しかし、無事にPマークを取得したことで、むき出しの社内も奇麗になり、荒くれ者も静かになった。
当たり前にするまでは大変だが、当たり前になればあとは運用次第。
アップデートを繰り返していくだけ。
まあ、これも大変だけど。
代表者インタビューを受けるたびにPマーク取得の意味を問われるので、つい昔を思い出す。
今の事業を継続する限り、Pマークはついて回るだろう。
これからも更新は続くね。
まずはお疲れ様でした。