中川区戸田に引っ越してきて、早いもので17年。
人生の1/3以上は、この町に住んでいることになる。都会でもなく、田舎でもなく、地域のコミュニティもまずまずで、とても住み心地のいい町である。
毎年、秋になると由緒正しくお祭りが開かれる。
今年は、この10月3・4日。既に300年の伝統を持つ「戸田祭り」だ。一ノ割から五ノ割まで、5つの神社をからくり人形をのせた山車が、戸田周辺の町並みを引かれていく。
昨年は、僕も嫁さんが子供会の会長を務めた関係で、このお祭りのお手伝いをさせて頂いた。山車を担ぐという大層な役割ではなく、単なる荷物持ち、ただの雑用要員ではあったが、保存会を始め地元の方のこの祭りに対する伝統を大切にする思いを感じるいい経験をさせてもらった。
小学生までの子供は、それぞれの学区に分けられた神社に保存される山車を引き回す。夜には神社前で踊りを披露することになる。1週間前から毎晩練習を積み重ねて・・・。
今日は天候にも恵まれ、秋の祭りとしてはいい初日であった。子供たちは神社の回りにある露店に集まり、小遣いを握りしめ、水あめやポテトフライを買ったり、今年こそいい景品を!と期待してサメつりをやったりと楽しんでいる。
この祭りで引き回される5台の山車とからくりは、名古屋市指定有形民族文化財に指定されているとのこと。
明日は5台の山車が戸田小学校に集まり、からくり人形をお披露目する。4年に1度行われる恒例行事だ。
心配なのは明日の天候。雨が降らないことを祈りたい。
2010年10月2日