汗臭い匂いを残したまま、午後の勉強会に参加。
月1回開催されるCDAプラザの勉強会である。今回は、キャリアカウンセラーの講師でもある守屋先生を招いての勉強会。1年の中でも最大規模になる。
テーマは「カウンセラーとしてのセンスを磨くエクササイズ」。僕は遅刻しての参加であったが、このタイトルだけ見れば、なんのこっちゃと全くイメージできずにいた。
我々キャリアカウンセラーは、相談者(クライエント)に気づきを与え、その本人が自らの力でよりよいキャリアの方向へ向かうことを目的としている。
そのためには、クライエント本人が自分を開示しないといけない。自然体の雰囲気の中で、自己開示させるのもキャリアカウンセラーの役割である。
今回は、そのクライエントと接するにあたり、感情を引き出すための右脳を鍛えようというもの。
カウンセラーであろうとなかろうと、一般的に物事を判断する場合、左脳を使うことが多い。周辺状況を確認し、それに基づいて、論理的に考える行為を行う。本来右脳主体の僕自身も、どんな場合においても、論理的に考えようと頭をぐるぐる回す事が多い。それも無理矢理にでも左脳を使おうと努めている。
それを今回は、右脳を使って、感情に反応する。それが、クライエントが本来ある右脳の働きに気がつくことになる。それを導き、感情面を深堀りし、カウンセリングすることで、クライアントをhappyな状態に持っていく。
この手法を実践するのは思った以上に難しい。右脳派の自分でさえ、それを徹底させるのは難しい。どうしても左脳的な客観的事実からの分析を行ってしまうのだ。
これまで論理的になれと言われ続けてきた分、今回は体験した事のない新鮮な内容だった。半日の僅かな時間では、なかなか習得できないと思うが・・・。
勉強会終了後は、恒例の懇親会。
しかし、今回は特別である。僕も参加するCDAプラザは、今月でちょうど5年となり、この日は5周年の記念すべき懇親会だ。
5周年のお店を借り切ったパーティーという事もあり、40名近いキャリアカウンセラーの仲間が集まった。これまでで最も多い人数ではないだろうか。
このCDAプラザは、普段親しくしている事務局の2人が、毎月毎月プログラムを考え、案内を出し、当日のファシリテーションを行う。
あくまでも自主的な勉強会で、もちろんなんら収益が上がるものではない。正直な話、事務局の2人は苦労しかないはず。脱帽である。
そのような勉強会が5年間、途絶えることなく毎月開催されるのも驚異的だし、それを支えている二人を中心に積極的に参加する仲間には、尊敬の念を持つ。
この勉強会を卒業していく者もいれば、新たに入ってくる者も多い。僕もこの勉強会を通して、新しい仲間と知り合う事にもなったし、ネットワークも築かせてもらった。
会社の就職相談のブースでも、毎回、お世話になっている。
感謝しても感謝しきれないほどだ。
貸切で行われたイタリアンレストランでのパーティー終了後、二次会はカラオケ。こちらでは3時間の熱唱タイム。30代、40代、50代のオッサン、オバサン(すいません)CDAが、まるで少年少女のように大いにはじけた。
お開きの頃には、フラフラ状態になってしまった。午前中とは異なるいい汗をかく事ができた。
CDAプラザには改めて感謝!
この一日は、本当に駆け足のように時間が過ぎていった。
素晴らしく有意義な時間であった。
2010年10月17日