本日、就職内定塾の体験セミナーを開催した。懇意にするL&Dコミュニケーションズの堀内代表とのコラボレーションでの企画である。
今年の春先に二人で飲む機会があり、現状の学生について語り合っている時に、「今の学生をもっと何とかしないかん!」「しっかりとした考えを持って行動させなきゃいかん!」といった事が、そもそもの発端。そこでの熱い議論が、結果として「就職内定塾」というカタチで誕生した。
そのため、この内定塾は就職活動におけるテクニックを教えるのではなく、「人間力形成」を目的としている。
そのプログラムを堀内氏が夏あたりから、具体的に企画を練り、今回の開催に至った。
本日は、その体験セミナーの実施。申込み段階では、セミナールームが満席となる予約であったが、思いのほかドタキャンも多く、少人数でのコンパクトな開催となった。
今回は基礎の基礎ということもあり、自己分析の導き方からプラス思考の発想法、エントリーシートの要点という流れで、1時間半の時間を費やした。堀内氏の学生を巻き込む熱い進行と時々のワークにより、その時間が経過するのはとても早かった。
参加した学生も、1回の授業と変わらない時間ではあるが、かなり短く感じたのでないだろうか。最後に感想も提出してもらったが、「これまでにない体験でいい勉強になった」「友達にも勧めたい」など、うれしいコメントが多かった。
僕自身は直接関わるのではなく、オブザーバー的な役割でしかなかったが、この僅かな時間でも学生に「気づき」を与える事ができたのであれば、その甲斐はあったのだと思う。
我々が認識する社会人としての心構えを含め常識的な思考・行動プロセスが、学生においては未知の物であるのが現実であろう。
その隙間やズレを埋める事が「人間力形成」に結びつく面もあるはずだ。
今回の体験セミナーでは、運営側の課題もあり、終了後、堀内氏と共に反省会を行い、次回へ向けての修正点を語り合った。
最初の一歩は、小さいものかもしれない。しかし、その小さいものを着実に育てる事で得られる価値も大きくなるはずだ。
この場を通して、少しでも成長に貢献していきたいものだ。
2010年11月16日