12月になると街が華やかになる。
広小路通りも栄から名駅にかけては電飾で彩られ、何となくだがワクワクした気分になるものだ。中日ビルに事務所を構えていた頃は、12月の寒い季節であっても栄から名駅までよく歩いて帰ったものだ。
特に名古屋駅前は、JRセントラルタワーズがこんな感じで鮮やかにが彩られ、クリスマスシーズンの風物詩となっていた。
時にはこの電飾見たさに渋滞まで起きていたし、カップルたちはこぞって訪れていた。
これが、今年はこれまでとは趣きがちょっと違う。松坂屋名古屋駅前店やホテルアソシアターミナルが閉鎖され、名駅の北側が薄暗くなってしまったし、相当な予算がかかるJRセントラルタワーズの電飾も取り止めとなってしまった。
タワーズテラスからタワーズガーデンにかけてのライツ・プロムナードは相変わらずの美しさで多くの見物客を集めてはいるが、やはり寂しさを感じるのも正直なところだ。
不景気というのは、財布の紐を固くするばかりでなく、人の華やいだ気持ちも奪ってしまう。
特にこの季節は、気持ちだけでも浮つかせて欲しいと思う。
そんな今年の12月であるが、名大社のオフィスから眺める風景はクリスマスの時期を感じさせてくれる。
正面に見えるミッドランドスクエアがイルミネーションでクリスマスツリーを演出しているのだ。
オフィスから僕の携帯でははっきりとした写真を撮るのは難しいが、このような感じである。
(ちょっと分かりづらいかもしれないが・・・。)
この年齢になるとクリスマスだからといって、何か楽しいイベントがあるわけではないが、やはりウキウキする季節であるのも間違いない。
12月の名古屋駅前。
以前のようにウキウキさせてくれることを期待したい。
2010年12月13日