昨日からの大雪で何年かぶりに10センチ程、雪が積もった名古屋。
昨日は子供と雪合戦をするなど、無責任に雪と戯れ、楽しい一日を過ごしたわけだが、仕事が始まる今日からは悠長な事は言ってられない。
いつもより早めの出勤。通常運行というTVニュースは当てにならず、電車は遅れ大混雑。それでも無事に出社する事ができた。会社から眺める景色も一面の雪。
営業には社用車で回らないように指示し、スケジュールも大幅変更。
僕自身も今日は知多地区にある大学に社用車で出向くつもりだったが、万が一のことを考え、公共交通機関で移動する事とした。そうなるとタイムスケジュールも大きく変わってくる。
午後一番のウエスティンナゴヤキャッスルでの業務を早々に切り上げ、タクシーで名古屋駅まで走り、JRに乗り込む。本日もJRは大幅な遅れ。最寄り駅はかなり雪は解けていたものの冬の厳しさを痛感させた。
約束時間にギリギリ間に合い大学へ到着。
そのため、なんの打ち合わせもなく講演をスタートさせた。
名大社としては普段からお世話になっている大学であり、就職担当の方とも懇意にさせて頂いているのだが、大学にお邪魔するのは初めてだった。
30名ほどの3年生に対し、「これからの就職活動に大切なこと」というテーマで45分ほど話させて頂いた。
最近、よく話す中小企業のことだけでなく、外部環境の前向きな捉え方やすぐに役立つ心構えについて、できるだけポジティブになれるように話させてもらった。
最後には、以前、自分が伺って感銘を受けた「早寝早起き」「運がいいと思い続けること」を付け加え講演を終えた。学生が質問をするケースはめったにないが、今回は数名の学生が挙手をした。
それも的を得た質問だったので、こちらも別の資料を引っ張り出しての説明となった。
学生の真剣な眼差しが伝わってくるガイダンスであった。
先週の企業展でも、僕の講演を聞いた学生が参加してくれ、名大社に入りたいと言っていたという。我々の仕事に共感したらしい。本来のこちらの趣旨とは異なるが、うれしいのも事実だ。
少しでも何かを感じてくれればいいと思いながら、大学を後にした。
ここまでは爽やかな気持ちだったが、駅に着いてからがよくない。相変わらずJRの運行は不安定。寒風が吹く中、いつ到着するかわからない電車を待った。夕方の会議も他のメンバーに任せ、震えながら電車を待っていたのだ。
それもこれもこの大雪のせい。昨日、調子に乗って遊んでいたのがよくなかったかもしれない。
だが、こんな経験もたまにはいいだろう。
2011年1月17日