先週より名大社の2012年卒採用の会社説明会がスタートした。
先日のブログでも紹介している通り、説明会自体は若手社員に任せているのだが、その中で僕は10分だけもらって、名大社の歴史、これからの名大社、求める人材像の3点について話している。
10分ではかなり厳しいので相当巻き気味なのだが、少しでも学生に理解をしてもらおうとポイントはついているつもりだ。
今回は、その中の一つ、「求める人材像」について書きたいと思う。
そんな風に表現するとかなり理想が高く壮大な人材像に思われるかもしれないが、至ってシンプルであり特別な要素は全くない。
まず、話すこととしては、僕が好きになる人がその条件、すなわち、「一緒に働きたいと思える人」かどうかということ。
そして、その後に話していることといえば、
素直であること、
正直であること、
真面目であること、この3つである。
当たり前の事しか言っていないのだ。だが、求めている素直や正直や真面目は、普段の生活の中で心構えが出来ていないと通用しない事でもある。
人に見られている時でなく、見られていない時、全く知人や友人がいない時に示せる態度の事である。
また、その事に加えて話すのが、失敗を恐れない、果敢にチャレンジすることだ。
誰でも失敗は付き物。失敗がないことの方がおかしいと言っていいと思う。そんな環境の中でも保守的なのか、経験が少ないのか失敗経験がない人が多いようだ。修羅場を潜った経験がある人の方が伸びしろがあるだろうが、今の学生にそれを求めるのも酷だとも思う。
だからこそ、その態度を要求するのである。予め責任はこちらにあると言いながら・・・。
事実はそうが、本音は微妙に違う。
責任はこちらで取るといいながら、本当は自分で責任を取れる人材を求めている。実際に責任を取らせるようなことはしない。だが、その姿勢は問いたいと思うのだ。
先週の田原総一朗氏のユーストリームではないが、企業が求める人材とは「失敗しても他人のせいにしない人」と明言していた。納得した視聴者は多いと思う。
僕もコメントには大いに共感した。また、その前のコメントにも「一緒に働きたいかどうか」と言われていた。(自分と一緒だ。)田原氏は人事経験があるわけでもなく、今の就職環境に詳しいわけでもないだろうが、世代的なギャップを感じることなく企業側の本質を伝えていた。
まさに、そうである。
少し話はずれてしまったが、名大社がというより僕が求める人材像は、ここに書いたように「失敗を恐れない。失敗しても他人のせいにしない。」も重要な要素なのだ。
そんな学生に来てもらいたいし、全ての学生にもそのような気持ちを持って活動してもらいたい。
今週も学生さんと接する場を用意している。こちらの抱いている想いを感じて欲しい。
2011年2月15日