来週は、何と高校生にキャリア教育を行う。
三重県の進学校に対して。それも1年生全生徒が対象だ。名大社に勤める女子社員の出身校であり、三重県では名門中の名門の学校である。
とても名誉な話なので、全く未知の分野ではあったが有り難く引き受けた。
この依頼自体は昨年末に頂いたのだが、先週あたりになってようやく真剣にその内容について考え始めた。
これまで偉そうに、いろんな場で「キャリア教育は高校から行うべきだ!」とほざいていたが、いざその立場になると「さて何をするかな?」と考え込んでしまう。
どんな話をすれば、想いが伝わるか中々イメージできない。情けない話だ。
サラリーマンの実態を見せようとか、働くことの意味を教えようとか、考えてみたが今一つピンとこない。
既に高校でキャリア教育を実践している知り合いに尋ねると、社会人の成功体験や失敗談の話をしても伝わらないという。本人たちが関心があったり身近に感じないと聞く耳持たないというのだ。
全部が全部本当ではないにしても、困った話である。当初の案も廃案、練り直しだ。とはいえ、高校生に迎合するようでは意味を待たないし、気づきを与えられない。
グルグルと頭を悩ませながら、どんな事に興味を持つのか改めて考えてみた。
高校生の興味なんて、いつの時代も変わらないのではないか・・・。
そうなると恋愛である。そして、間違いなくアイドルにも興味があるはずだ。アイドル、アイドル・・・。
しかし、「AKB48」はさっぱり自分が分からない。
だとすれば「嵐」だ。
嵐であれば中学生の娘が好きだし、その流れで「嵐にしやがれ」や「ひみつの嵐ちゃん」の録画をついつい観てしまうことも多い。
少しは理解しているぞ。ある程度は語れるぞ。
キャラもそれぞれ異なっており、いろんな人物像が描けるではないか。そこから急いでパワーポイントをまとめた。あとはストーリーを調整して上手く話せるようにするだけである。
不安な面も多いが、楽しみでもある。
さあ、結果はどうなるか。
来週の水曜日に報告したいと思う。木曜日かもしれないが・・・。
2011年3月2日