昨日は、三重県の高校にキャリア支援の目的でお邪魔した。
先日のブログでも書いた高校1年生へのキャリア教育である。
当日は大講堂で行われる7限目の授業に、450名近い高校1年生が待ち構えていた。
会場内が騒がしいのではないかと想像したが、この高校ではそんな要素は全く感じさせず、学生は真面目に私語もなく、こちらに視線を送ってくれていた。自ずとこちらもヤル気モードに入る。
タイトルは「うれしい将来のために考えること」という何とも要領を得ないものだが、いずれ訪れる就職活動時に慌てないために、高校時代からやっておいた方がいい事を僕なりの解釈で熱く伝えたつもり。
まず一つは、どんどん失敗をしようという話。
主体性やコミュニケーション能力や実行力など、企業の求める人材像を恋愛に例えながら、その中で起きる失恋=失敗がいかに貴重かという話をした。恋愛だけでなく他のことも含め、より多くの失敗を経験することを勧めたのだ。
そして、次は「嵐」。
スクリーンに映し出された画像と話し始めた瞬間は、会場内からどよめきが起きた。やはり「嵐」は響くのだ。
「嵐」のメンバーの特徴をいろんな職種に結び付け、ひとつの組織として構成し、その組織を会社の存在価値として示した。それぞれに大きな役割はあると・・・。
どんな人にも適性があり、その適性がどんな方向なのか、この高校時代に感じ取る経験をして欲しいと語ったのだ。
(この表現では難しい内容に思えるかもしれないが、逆に簡単すぎて、却って心配な面もある・・・)
450名の学生の表情を把握することは距離感もあり難しかったが、真剣な表情で話を聞く視線は感じることができた。どこまで学生の気づきを与えたかは、授業後のアンケートでしか知る由がないが(ちょっと怖い)、初めての高校生へのキャリア支援は、僕にとってもいい勉強であり、有意義な時間であった。
今後、そのような場が再び訪れるかはわからないが、機会があれば高校生に対しても、こちらの想いを伝えていきたいと思う。
まずは、このような場を提供いただいた高校の先生と名大社の社員に感謝!
おまけ。これが、その講演風景。
2011年3月10日