昨日、一昨日は、名大社の2012年卒向けの二次面接を行った。
営業部長と共に2対1で一人30分ずつ、終日個人面接を行ったのだ。当社に訪れてくれる学生さんも緊張し疲れるのだろうが、真剣な態度で臨むこちら側も一日中面接を行うことはかなり疲れる。終日の面接を終えると他の業務に気持ちが向かないのも事実だ。
面接に臨んでくれた学生さんの傾向を見ていると4月の第二週目に入ったとはいえ、まだまだ面接の機会は少ないようだ。大震災の影響で選考が延期されているケースもあるが、こちらが思ったよりも選考を受ける企業数が少ないと感じる事も多い。
思うように書類選考が通過せず、実際の面接の場にさえ臨む事ができないのかもしれないが、活動量は昨年あたりと比較し、総じて減っているのではないだろうか。
業界や職種を含め絞り込む事で自分の方向性を明確にする意味もあるだろうが、可能性を狭めてしまう事もある。個人的には業種を絞り込みすぎることはなく、自分がフィットしそうな会社を幅広く受けて欲しいと思う。(それは簡単な事ではないが、選考を受ける事でその企業のカラーを理解する事もできるのだから。)
僕は面接を通して、その学生さんの「人となり」を知りたいと臨んでいる。
それを通して
・会社の文化や方向性にマッチしそうなのかどうか
・一緒に働くことがイメージできるか、一緒に働きたいか
・将来が期待できそうかどうか
を感じ取ろうとしている。
となると、僕の知りたいのはその本人が持つ「素」の面である。
しかし、学生さんはどうしても自分自身を正直に伝えようとするよりも、上手に話そう、いいことをスラスラ表現しようというテクニック面に力を注いでしまうようだ。
その気持ちがわからないでもないし、企業によってはそういった面を評価する事がないわけでもないと思う。
だが、僕らや我々が関わる中小企業は、少なくともそうではないだろう。
饒舌な営業が必ずしもトップ営業ではないのだ。
そのため、面接で上手くしゃべれない事で大きく落ち込んだり、悩んだりしてしまう。ジレンマに陥る。そもそも偉そうにしている面接官に対して上手く話そうなんていうことはムリだと思って臨んだ方がいい。
その方が過度なプレッシャーもなく、自然体で表現できるだろう。
(そんな簡単ではない事も重々承知だが・・・)
この二次面接を終えれば、次は最終面接である。
最終面接は僕とのガチンコ。スーツなんて必要ない。ありのままで来てもらいたい。
お互いについて本音で語り合えればと思う。
2011年4月9日