本日は「中小企業における経営戦略のあり方」というテーマのセミナーに参加した。
これまでに学んだ経営戦略やマーケティングの振り返りに近い面もあったが、普段の業務の中で吹っ飛んでいる要素もあるため、いい学びでもあった。
フレームワークを含め、頭に叩き込んだつもりでも使わないとどんどん忘れてしまうので、このようなセミナーで刺激を受けるのも重要なのかもしれない。
タイトルの頭には「ドラッカーも言っている!」と表現されていることもあるように、ドラッカーの名言が所どころに使用されていた。
事業分野規定では
「われわれの事業は何か?何になるか?何であるべきか?」
というシンプルな言葉から、戦略計画とは何かでは
「未来は望むだけでは起こらない。そのためには、いま意思決定しなければならない。今行動し、リスクを冒さなければならない。必要はものは、長期計画ではなく戦略計画である」
というドラッカーらしい言葉も散りばめられていた。
つくづく思うのは、一度、書籍を読んだだけでは身に入らないし、実践を積み重ねないと本当の意味は理解できないということ。
そんな点で言えば、まだまだ自分は未熟だし、表面的にしか捉えていないと思う。
経営理念を見つめ直し、経営ビジョンを明確にしたとしても、その事業が上手く進むことなんてあり得ない。但し、そこをはっきりさせることで目指すべき道筋が見え、トップから新人まで一体感を作り上げるのは可能だ。
いくら世の中が複雑になり、ビジネスモデルも多様化する中でも、事業の本質は変わらないのだろう。
人は忘れる。自分も忘れる。
大切に思っていても継続させないと忘れてしまうのだ。
何度も何度も言い聞かせることが自分にも組織にも必要なのだ。
分かっているようで、抜けてしまっていること。継続し続けなければならないと再度、実感した本日だった。
2011年4月26日