ゴールデンウイークも終盤です。
みなさん、どんな休暇を過ごされているでしょうか。
大して予定のない人気食べ物ブロガーはせっせとブログを書いております。
休暇中も仕事をしているということですね。

せっかくの休暇中。
伏見シリーズなんて行動範囲の狭さは止めにして、
ど~んと特別編で大きく外に飛び出しましょう。

向かったのは東京上野。
上野というよりは湯島と言った方が正しいでしょうか。
正統派の居酒屋を知る年齢にもなってきました。

名古屋でいえば大甚。
あの雰囲気も日本を代表する居酒屋。
東京ではどこになるのでしょう。
食通が超おススメする「シンスケ」さんに行ってきました。

お店の面構えからその雰囲気が伝わってきます。
庶民的でありながらも上品さが漂ってきます。
粋な東京人がサクッと飲み、一言語って店を出ていくのでしょうか。

無駄な会話はしない。
長居もしない。
そもそも酔わない。
そんな格を醸し出しています。

カウンターには一人客、
または秘書を連れた会社役員(そんなふうに思える・・・)、
品のいい老夫婦が愉しそうに飲んでいます。

見習わなければなりません。
ビールは3種類。
ここはハートランドからスタートです。

メニューもシンプルでありながら、東京だから堪能できる品々。
いい食材が集まってくるのでしょう。
ひと手間かける丁寧さも伝わってきます。
季節ごとにメニューも変わるのでしょう。

セリの胡麻和え

この優しさが嬉しいです。
焼津の初かつを

からしで頂くのがシンスケ流。

そうなると日本酒が飲みたくなります。
こちらは両関一本勝負。

本醸造、純米酒、大吟醸。
飲み方もお客次第。
常温で飲んでいるお客さんも多い。
我々は燗酒。

そして、鰯の岩石揚げ。

表面の硬さと中身の柔らかさが絶妙。

やりいかのやわらか煮。

温かさを感じます。

肴をつまみ、しみじみと日本酒を頂く。
決して騒いだり、大声で笑ったりはしない。
ここでは静かに日本の文化や歴史について語り合う。
それを自社の事業に結びつけながら・・・。

普段とは違った角度で会話を楽しむことも大切です。
お店の雰囲気がそんな会話に色をつけてくれます。
注文もし過ぎない。
お酒も飲み過ぎない。
適度の量を頂きお店を出ました。

こんなお店が名古屋にもあるといいですが、
やはり土地に相応しいお店なんでしょうね。

ごちそうさまでした。