本日は、プレジャー企画の代表である大棟耕介氏の話を伺う機会を頂いた。
大棟氏は日本を代表するクラウン。いわゆる道化師。日本ではピエロと言った方が馴染みはあるのかもしれないが、その表現は日本人しか使わない言葉で、本来は「クラウン=道化師」と呼ぶらしい。
ピエロというと何となく色物で浮ついた存在のように思えるが、本来のクラウンは、アメリカやヨーロッパではステータスが高く、尊敬される仕事らしい。
理由は明るく楽しい雰囲気づくりを提供し、尚且つ、脇役に徹しながら一体感の場を醸成させることにあるという。
そんなクラウンとして国内外で活躍されているのが大棟氏なのだ。
その方の講演をわずか20分の短い時間で拝聴したわけだが、そのテンポや話の展開は実に面白く愉快であった。そして何より大棟氏のミッションである、笑いの場を作り、それをキッカケにコミュニケーションを円滑化させる力には感動を覚えた。
最近は病院に入院する子供たちを相手にすることが多いようで、その子供たちを元気にさせるには”笑い”が必要のこと。
それはこちらが面白いネタを披露して笑わせるのではない。脇役に徹し、下から持ち上げることで相手が気持ちよくなり、笑いを生み、自然と回りの空気が変化してくるのだという。
そうすることにより、押し付けでない、「引きのコミュニケーション」が可能になる。なるほど!それが道化師の役割なんだ。笑いが伝播し、それにより回りも笑いに包まれ、幸せの空気が流れるのだ。
やはり、笑うことって重要だ。コミュニケーションにも大いに役に立つ。
優秀な営業マンになるための講座を聞いた気にもなった。
社員にも聞かせたい。
本日、初めてお目にかかり挨拶させてもらったが、ほぼ同世代の方が名古屋から世界に飛び出し活躍する姿は誇らしい。素晴らしいことだ。
そして、今後の活躍も期待したい。機会があれば、是非、クラウンとしてのパフォーマンスも見てみたい。そう思った講演であった。
2011年6月13日