本来、このブログは来週月曜日。
半生ブログは月末が最終回なので、計算するとあと2回。
どうしようもなく頭の回転が悪いが、とてもじゃないが、あと2回では終わらない。
え~っと、あれとこれと書くと何とか4回で終わる?
というわけで今回より週2回アップします(汗)。
「出会いは人生の宝」
これはユニー創業者故西川俊男氏主宰の経営塾「西川塾」で教えて頂いた言葉。
今も大切にする言葉だが、まさに僕はこの通り。
営業時代はクライアントや小さなコミュニティで出会いがあったが、
経営者になってからは多くの出会いが僕の宝となった。
社長時代を振り返っても大した実績は残していない気もするが、
自ら求めていった出会いは会社にとっても大きな財産なはず。
僕は食べ物も飲み物も好き嫌いはない。
人においても同様。
好き嫌いも得意不得意もない。
誰とでも普通にお付き合いすることができる。
その分、強烈な個性もなければインパクトもない。
以前、沢木耕太郎氏が山田洋次監督の作品について書いていた。
「個性がないのが個性」
ある意味、僕もそれに近い。
そうはいってもお互い合わない人はいるので、そんな人は自然淘汰された。
自ら出向いたのは経営者関係ばかりではなく、別の方面にも頻繁に顔を出した。
2010年、2011年はtwitterやfacebookなどのSNSが一気に伸びた時期。
そんなコミュニティやイベントがあると興味本位で顔を出した。
名大社の名刺を出すと結構、驚かれた。
「えっ、そんな立派な人かこんな会に来るの?」
そんな思われ方だった。
有難いことに会社の認知度はあったため、どこかの偉い社長さんと思われていた。
「いえいえ、ただのハナタレ社長です」
と真実を伝えても、
「いやいや、また謙遜して・・・」
と相手が勝手に勘違いしていた。
世間とのギャップに苦しむこともあったが、上手く利用すればいいことだった。
2010年度はわずかな赤字だったが、そこからは景気回復も伴い順調に業績を伸ばすことができた。
11年度以降は8年間は平均118%の売上成長率を維持。
過去の大きな落ち込みも乗り越えることができた。
それは僕自身の力はほとんどなく全員の力で成し遂げたこと。
グッドサイクルが回るとはそんな状況。
目の前の行動だけでは分からないが、後から冷静に判断するとそんなことがいえる。
僕はテキトーなようにみえて意外と厳しい。
規律やルールを重んじ、それを外すと許さない面もある。
今の時代にはそぐわないが、それが一定の緊張感を生み組織も上手く機能した。
緩い時は緩いが、基本は規律を大切にした。
2012年あたりからは賞与時期や年度末には一人1時間ほど個人面談も実施。
それくらいの規模感だからこそ可能だった。
その時期に前社長からの解任要求があり、以前の役員が会社に乗り込んできたが、
その頃は自分でも自信がつき始めていた。
何事もなく終えることができた。
会社も順調に伸びてきたので、2013年には久々に社員旅行に行った。
全員で2泊3日の沖縄。
海外旅行と比較すればショボいが、全員で楽しい時間を過ごすことができたのが嬉しかった。
それ以降、1年おきに九州(大分、福岡)、九州(宮崎、鹿児島)にも出掛けた。
その間は研修旅行として近江八幡や豊橋にも出掛けた。
それも僕の知り合いに学びを提供してもらう場。
出会いは人生の宝だね。
社長就任2年目からの忘年会は社員だけでなくブレーンや媒体者を招いて開催。
年々、規模も大きくなった。
賑やかな場を作り全員で盛り上げることもできた。
そんな機会が今は全くない。
それは寂しいことだけど。
続く・・・。