5月末は2泊3日で広島へ。
元名大社の先輩が定年を迎え故郷広島に戻ったため、
昔のメンバーが集まりちょっと遅い還暦祝い等を理由に出掛けたのだ。
実際、お祝いは口実で何もしていない(笑)。
新尾道駅で集合し、早速、尾道の観光スポットに向かった。
尾道といえば大林宣彦監督。
学生時代の甘酸っぱい思い出はこの尾道にあったりして・・・。
ロープウェイで千光寺頂上展望台へ。
尾道がいいのは山と海が近いこと。
頂上から街並みと海が一望できる。
つい尾道三部作を思い浮かべてしまう。
途中、おのみち映画資料館にも立ち寄る。
こちらは大林作品の展示はなく、小津安二郎監督が中心かな。
「東京物語」の舞台を克明に表していた。
尾道から向島、因島、生口島へと渡る。
これが瀬戸内しまなみ海道。
どうやら「サイクリストの聖地」。
あちこちで自転車を漕ぐ人を見かけた。
そういえば2ヶ月ほど前、知り合いのオジサンもカッコつけて漕いでいたような・・・。
先輩は生口島の出身。
僕らは勝手に周辺の事情に詳しいものと判断しているが、
先輩は大学入学時から40年以上、名古屋で暮らした。
戻った時にはコロナ禍で周辺状況には精通していない。
しかし、そんな事情をお構いなしに僕らは自分勝手にあれこれを要求。
かなり困らせたようだ。
それが却って面白くメチャクチャ楽しい旅になった。
毎晩、料理が同じとか・・・。
一泊目は生口島に宿泊。
平山郁夫美術館も昔ながらの旅館もよかった。
生口島はリゾート地の一面も。
サンセットビーチと呼ばれる海洋公園もあり、キャンプやカヤックも楽しむことができる。
2日目は来島海峡急流観潮船。
船に乗ることを恐れてはいけない。
安全第一で臨めば問題はない。
急流体験と水上水軍の歴史。
そして今治造船所を見ながら日本の海運事業を学んだ。
その流れで亀老山展望台へ。
かなり高台にある展望台は360度瀬戸内海を見渡せる。
こんな場所があるとは全然知らなかった。
ここは広島県ではなく愛媛県。
島を一つ渡っただけで広島から愛媛へ。
いつどこでそんな境界線が決まったのだろうか・・・。
そんな疑問はさておき、瀬戸内海の島々はそれぞれが個性的。
それを知ることができただけでも大きな価値。
うん、なかなか、いい旅行じゃないか・・・。
そして、この後はいよいよメインへ。
それはまた後日。