昨日はキャリアカウンセラーの集まりであるCDAプラザの勉強会。
毎年この時期はCDA通学講座の講師を務める守屋先生を招いて、グループワークを中心とした講義をみっちりと行う。
タイトルは「支援のバランスのとり方」。JOBとWORKの違いをテーマに自らのキャリアについて、じっくりと考える事となった。
そもそもJOBもWORKも日本語訳すれば「仕事」である。しかし、同じ仕事と訳しても、その目標設定は異なるというのだ。分かりやすく言えば、
JOB=お金を得られる事やどんな待遇かを中心とした働き
WORK=やりがい、価値観、使命感、意味を中心とした働き
枠組みで言えば、WORKの中にJOBが含まれる形となる。キャリアカウンセラーの立場で言えば、JOBは就職支援で、WORKはキャリア形成なのだ。キャリアカウンセラーの役割としては、どちらか一方ではなく、両方のバランスがとれた支援が大切ということ。
普段のカウンセリング業務としては、そこまで考えずに接するのがほとんどなので、目から鱗が落ちたCDAも多かったのではないだろうか。
今回はそのJOBとWORKの違いについて、参加したキャリアカウンセラー一人ひとりが自らを振り返り、文言として書き出し発表する事となった。改めてそのような作業を行うと案外難しい。自分の中でのJOBとWORKの違いについて明確に分けることができなかったりする。
僕自身の場合はJOBもWORKもイコール関係にあり、その違いを見出すのが難しかった。
参加者の中には僕と同じような思考の者もいれば、はっきりとJOBとWORKが区別される者もいる。どちらが正しいというのではなく、どんな姿が自分の仕事をする姿として、うれしく理想的なのかを問い直すことが重要に思える。
グループワークを行った4人のメンバーでいえば、各々のJOBとWORKの優先順位や現在の占める割合が見事に異なっており、そこにも新しい発見が出来た。
カウンセラー自身が自己の仕事の価値観を明確にするには、とてもいい作業だっただろう。自分自身も含めて・・・。
勉強会終了後は恒例の懇親会。
久々に大人数が参加し、いろんな方と意見交換を行い、こちらも有意義な過ごす事ができた。志が高い方と飲んで語り合うのは本当に楽しい。
守屋先生、また参加されたみなさま、ありがとうございました。
そうそう、WORKは志の仕事、志事ともいう。なるほどね!
2011年10月16日