実に運がいい。
昨日は、以前お世話になっていたITベンダーからお誘いを受け、その会社が主催するイベントに参加した。そのイベントではITジャーナリストの佐々木俊尚氏が基調講演のスピーカーとして出席されていた。
テーマは「ソーシャルメディアでビジネスはどう変わるか」
機会があれば一度お話を伺いたいと思っていただけに、本当にありがたいお誘いであった。
佐々木氏の著書はこれまでに
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる
2011年新聞・テレビ消滅
仕事するのにオフィスはいらない
ブログ論壇の誕生
次世代ウェブ グーグルの次のモデル

と読んでいる。上記の2冊はブログでも書いていたりする。(大した内容ではないが・・・)
熱烈なファンではないが、鋭い視点やメディアに対する推察力は非常に参考になる。twitterもフォローしている。ソーシャルメディアを語る作家としては第一人者であるのは間違いないだろう。
今回の講演のキーワードは”レイヤー”。ここでも話の中心はFacebookになるわけだが、そのFacebookの役割はまさにレイヤーということ。TVや新聞などのマスメディアも含め、全ての情報が横串で貫かれ情報が流通する。今後、ソーシャルメディアがその役割を担うと言うのだ。
最近、僕自身アホみたいにfacebookにコメントしたりニュースフィードを読んだりしている。そこから自分にとって重要な情報を入手する事は確かに多い。その情報は知り合いから発信された内容なので信頼性も高い。自分が受ける影響度も考えてみても、ソーシャルメディアの比率が確実に高くなっているのだ。
facebookやtwitterは国を選ぶわけではなく、クラウド状態であれば場所も選ばない。佐々木氏の言われる「国ごとの垂直統合の終焉」に結びついていくのだ。自分達はまさに時代の変革期のど真ん中に位置していることになる。
それを受け流すか真摯に取り組んでいくかによっても僕たちの将来の可能性も大きく変わるだろう。
先日逝去したスティーブジョブズ氏の最後の取り組みについても講演途中に語られていた。どうアップルが製品化するか楽しみでもある。
講演終了後は主催者による懇親会が行われた。そこには佐々木氏も出席すると伺っていた。どうしてもはずせない会議があったため懇親会は不参加となったが、それだけが心残り。
参加していたのなら、著書を持参しサインでも書いてもらっていただろう。
(ただのミーハーじゃないか・・・)