珍しく雑誌「プレジデント」を購入。書店で立ち読みはするものの、1年に1~2回買うかどうかの雑誌である。
タイトルにある『「すべらない」書き方』に惹かれ、衝動買いしたのだ。
普段の生活の中で文章を書く機会は結構多い。
このブログ然り、全体会議の発表のための原稿であったり、メールやプレゼン資料を含めれば相当な数になる。
社内文書だけに留まっているならば、客観的要素も必要なものの基本的には主観的な文章となる。しかし、それが対外的な方向に向かえば、より相手の立場や読みやすさ、表現力に気を使う。そんな時、いつも感じるのが自分の文章力の未熟さである。
ボキャブラリー含め拙い表現のオンパレードになっている文章が読み手にどれだけ伝わっているか不安になることも多い。ブログを書き始め、お褒めの言葉を頂くことも多くはなったが、鵜呑みにしてしまうのもいかにも単細胞であるし、勘違いにも繋がる。
今回のプレジデントでは、ファーストリテイリングの柳井氏のメールや松下幸之助の手紙、スティーブ・ジョブズのスピーチ原稿等が紹介されていた。
特別に巧みな表現に仕上がっているわけではない。しかし、シンプルで力強く、自分自身の思いが読み手に伝わる内容となっている。重要なのはそこなのだ。
文章を披露するための準備時間も半端ない。長時間かけて信念を注ぎ込むのだ。それを読ませてもらうと必ずしも文章力が高いことが全てではないことが理解できる。だから、「すべらない」書き方なのだ。
それを基準とすると僕の場合、まだまだすべっていることは多いだろう。一気にすべらない書き方になることは難しい。継続して徐々にすべらない方向に持っていくしか方法はないだろう。地道な作業の繰り返しであり、どれだけ時間を費やすかで形造られると思うし・・・。
少なくとも酔っぱらいながら、デタラメな文章を書くことは避けなければならない。
特にこのブログにおいては・・・。
2012年3月6日