探偵はBARにいる 通常版 [DVD] (2012/02/10) 大泉 洋、松田龍平 他 |
名大社の哲学者がおススメする作品。確かに主役の大泉洋はカッコいい。普段通りの三枚目は維持しているものの、男っぽさをプンプンと感じる。小粒だが小気味よく日本映画が大切にすべき路線の映画だ。
この映画を観終わった後、懐かしさを感じた。
それは一体なんであろう・・・。探偵が本来は関わるべきでない事件に巻き込まれていくストーリーがドラマ「探偵物語」を思い出させたのか、松田龍平とのコンビが映画「傷だらけの天使」に通じるところがあったのか、はっきりしたことは分からないが、とても懐かしい気分になった。
この手に近い作品が他にもあったような気がしてならない。村川透か崔洋一の作品か思い出せないが・・・。
舞台となるのは北海道ススキノ。僕はこの街には大学時代に一度行ったことがあるだけ。夜中でも街路灯が雪に反射し、ススキノ全体が明るく華やかな印象があった。深夜の時間を感じさせなかった。
それがこの作品では猥雑に映る。しかも、それが魅力的に映っていた。学生時代に行ける範囲は決まっているので、映画との比較にはならないが、そのギャップに惹かれてしまうシーンも多かった。
もう一度、ススキノにも行ってみたい。
そして、男はウイスキーである。胸を焼き付けるような飲み方をしなきゃいけない。と、思わせてくれた。
今週はBARでウイスキーを飲もう。ストレートはキツいが、せめてロックで・・・。
えらく単純だな・・・。