またまた韓国映画。
そして、またまた名演小劇場。
今年は僕の映画人生においてもレアな一年。
そんな大層なことでもないが・・・。

本作はどこまで話題になっているのだろうか。
よほどの通じゃないと見過ごしてしまう作品だと思う。
僕はたまたま映画.comでチェックしていて、
ソ・イェジの艶めかしい表情が気になってしまっただけのこと。

全体感でいえば韓国人女優に好きなタイプが多いんだろうね。
一生に一度くらいは旅行に行ってみるかな。
家人は行かないだろうから、誰か付き合ってくれないかな・・・。

そんなことを書くと余程韓国好きに思われるかもしれないが、そうではない。
韓流ドラマも観たことはないし、BTSだって知ったのは最近こと。
名前を言える女優さんもチェ・ジウくらい。
ちと古いか・・・。

しかし、今年観た海外作品は韓国映画が多く、どれもハズレがない。
本作もそう。
レビューを読むとこの類の展開は韓国映画のお得意のようだが、
僕は全く先が読めずハラハラしながら100分を過ごした。

まさか、こんな展開になっているとは・・・。
ラスト30分は絶対語ってはいけないといろんなところに書かれている。
ネタバレ禁止なんだね。
僕の場合、最初の10分すらネタバレさせないけど。

解説やあらすじを読むとサスペンス映画と思われるだろう。
確かにその要素はある。
しかし、僕は形を変えた恋愛映画とも感じたし、その真っすぐな生き方に感動も覚えた。
記憶喪失とか未来予測とか映画ではありがちだが、
ありがちでない方向に仕上げているのはさすが。

唯一、ネタバレで話すと、
(ネタバレでもないな・・・)
刑事役のパク・サンウクは岸谷五朗に似ている。
映画を観ながら、そう感じた人は多いはず。

最近、韓国映画のブログを書くと最後に「ガンバレ、日本映画」的な締め方になることが多かった。
それだけ日本映画に危機感を抱いたわけだが、本作であれば十分戦える余地はある。
それは作品のレベルではなく題材として。

本作を観ると、お金を掛けなくても面白い作品はいくらでも作れると思うのだ。
いい意味でアイデアをパクればいいんじゃないかな。
全然負けないと思うし。

ここまで来たなら今年はあと1~2本は韓国映画を観ようか。
次は「奈落のマイホーム」か、「犯罪都市 THE ROUNDUP」か。
その前に観るべき作品も多いけどね。