昨年末、東京に出掛けた際、岡本太郎の展覧会をやっていたので、HPを確認すると既に予約で完売。
どの時間帯も入場することはできず。
タイミングを逃してしまった。

東京より規模は小さいが1/14~3/14まで愛知県美術館で開催。
先日、休みをもらってお邪魔した。

僕らの世代にとって岡本太郎氏のイメージは「芸術は爆発だ!」というマクセルのCMのイメージ。
かなり個性的なキャラクターで太陽の塔を作った芸術家という印象。
(幼少の頃、大阪万博に行ったが、もちろん覚えていない。)
作品もほとんど知らない。
20年ほど前に読んだ「自分の中に毒を持て」は面白かったが、今まで作品を観たことはなかった。

この展示会では年代別に作品が並べられ、岡本氏の背景が理解できる。
いきなり象徴的な作品。

愛知県とは関係が深く、伊奈製陶(現在のLIXIL)で作品を作ったり、
オリエンタル中村(今の名古屋三越)でも制作されたり・・・。

僕は岐阜の田舎で暮らしなので、オリエンタル中村時代は一度も行ったことがない。

正直、芸術に疎い僕は一度、作品も観ても理解できない。
解説を読んで頭で分かっても、どこが凄いのかはまだまだ。
見続けることが大事だろうね。

岡本氏は戦争にも行っている。
その時の上官を描いたのがこれ。

普通の作品。
やはり基礎をしっかりと学んだ方しか応用はできない。
影響を受けたといわれるピカソも同じ。

これは父親らしい。

訴えるべきがあるんだろうね。

これは訣別という作品だが、口から出ている姿に大きな意味がある。
どれが口か・・・。

 

できるだけ体で感じながら回ったが、まだまだ本当の良さを理解するには時間が掛かるようだ。

その中で違和感があったのがこちらの展示。

これは実物大?
これ必要かなあ~。

一流のプロフェッショナルは自分の言葉を持っている。
岡本氏も同様。

このフレーズも響いた。

そういえば社長になる前に行っていた学生向けの講演で岡本氏の言葉を使わせてもらった。
三流は上手く引用するということか(汗)。

メキシコで所在不明となった作品を修復したもの。

これが最後の作品。

約2時間滞在したが、全く飽きなかった。
出口付近にはガチャガチャ。

部屋に飾っておこう。

せっかくなら絵を飾るべきだと思うが、ここは爆発なので・・・。
なんのこっちゃ。

今年は時間があればできるだけ美術館にも足を運びたい。
ほんの少しでも感性は磨かないとね。

貴重な機会をありがとうございました。