本作も試写会で鑑賞。
ありがたい機会に恵まれている。
本作の上映時間は151分。
今年の話題作はなぜか長いと思うのは僕だけだろうか。
僕の理想は115分だが、これだけ長時間作品が続くと体が慣れてきたり・・・。
問題はトイレだけ(笑)。
既にあちこちで話題になっているので、さほど情報共有も必要ない。
ゴールデングローブ作品賞も受賞しているし、
アカデミー賞も7部門ノミネート。
僕のブログ次第では更に大ヒットが期待できる。
ここは頑張って書かなきゃいけないね。
監督であるスティーブン・スピルバーグの自伝的作品も周知の事実。
幼少時代の映画との出会いからその世界に入るまでの青年期までを描く。
これはネタバレじゃないよね。
僕も学生時代から自主映画を製作。
撮影から編集まで自身で行う姿を観ながら、
僕自身の学生時代を思い出してしまった。
なんだそりゃ・・・と思われるかもしれないが、
大学時代は脚本を書き演出をし編集もしていた。
時々撮影もしたが、基本カメラは得意な仲間に任せていた。
今から36、37年前。
当時は8mmカメラ。
映画の舞台は1950年代のアメリカ。
同じく8mmだが、僕らが使っていたよりも性能がよさそう。
80年代の日本の貧乏学生より、
50年代のアメリカのやや富裕層の学生の方が機能は優れていたわけか・・・。
スピルバーグも僕も知恵を絞りながらもがいていたわけだ。
映画界の巨匠と同じような行動をしていたと確認できただけで嬉しい。
ほんの少しの才能の違いで歩む道が変わっただけか・・・。
何事も前向きな解釈が必要。
実際は圧倒的な能力差があるが、
その背景には育ってきた環境面も大きい。
本作の主役はサミー・フェイブルマン。
タイトルは家族を表す。
両親から受けた影響により才能の花が開いたといっていい。
もちろん受け継いだ血は大きい。
それは父親であり母親。
そして育った環境。
そのおかげで今の地位の基礎を築いたと考えられる。
それはここまで個性的な親でなくとも、誰しも考えられること。
血と環境で人の能力は広がっていく。
そんな意味では子育て真っ最中の親御さんが観るのはいい学びになるのかも・・・。
映画を愛する人たちは間違いなく吸い込まれていく。
どんな反響かも楽しみ。
そして改めて思ったこと。
スピルバーグ監督作品を見直してみようかと。
観ていない作品も多いしね。