マラソンを始めて少し経った頃、この時計を購入した。
確か今から4年ほど前。アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手が愛用していたという理由だけで購入したセイコーのSUPER RUNNERS。
きっと本日のオリンピック男子マラソンでも、腕にはめている選手はいるだろう。とても軽く走っていても気にならないというふれこみがあったかどうかは定かでないが、確かに軽い。
その時計の調子が2か月ほど前から悪くなり、ストップウォッチやラップが機能しないことが度々。この4年間一度も電池交換をしたことがなかったので、それが理由かと時計屋さんに持ち込むが、どうやら接触がよくないとのこと。
「世界のSEIKO製ですよね?」と店主に伺うが、「中国で作られてますから・・・」とあさっり。
その後もだましだまし使用していたが、全く反応しない時もあり、遂に買い替えのタイミングと判断した。
僕のランナー仲間でもスマホでアプリをダウンロードし、それを時計代わりに使う者もいるが、今のところ、そのつもりはない。走る時は何も持たないのだ。
現在、連載されている日経「私の履歴書」の君原健二氏ではないが、走る時はできるだけ軽いほうがいい。携帯も小銭も持たない。
時々、途中で倒れたらどうなるのかなと心配になることもあるが、きっと親切な人がいるだろうと前向きに思うくらいで何かを持つつもりがない。だから、スマホのアプリも予定がないのだ。
次にどんな時計にするかまだ決めていないが、多機能であっても、結局、使うのはストップウォッチとラップくらい。カロリーの消費量や心拍数計測だとかは最初は興味本位で試したとしても、すぐ飽きてしまうと思うし・・・。
使い慣れたSUPER RUNNERSにするかもしれないし、外観重視でオシャレな時計にするかもしれない。
新しい時計が手元に届くまで、しばらくは付き合ってもらうが、この4年間、大変お世話になりました。
タイムを計りながら、一喜一憂していた。練習には欠かせない存在だった。
セイコーSUPER RUNNERS、お疲れさまでした。
2012年8月12日