何度かこのブログでも書いているように現在、ファミリービジネス(FB)について学んでいる。
今はファミリービジネスアドバイザーの資格を取得するために、
実際に同族経営の経営者を取材し、事例研究を作成している段階。
同族企業の抱える課題を伺えば伺うほど、ファミリービジネス全体の重要性を痛感したりする。
本書は僕がFBの認定講座を受けた時に講師を務められた武井一喜氏の著書。
つい最近、発売されたばかりの新刊本である。
講座で学んだとおり、日本には200年以上続く同族企業が多い。
全世界と比較しても圧倒的に多い。
しかし、同族経営の評価が下がった戦後から、存続する数が減っているという。
欧米が逆に伸びているにも関わらずである。
僕の知り合いの経営者も2代目、3代目が多かったりする。
本人は会社経営に真摯に向き合い、仕事も真剣そのものなのだが、
後継ぎということに対して否定的というか後ろ向きに捉えるケースが多い。
ボンボンの2代目というような視線で周りが見ている
と自分でも思ってしまうのが一つの原因だ。
自戒を含め、僕もそんな風に思っていた時期もあったのも事実。
だが、自分が経営者となり、いろんな方と付き合うようになって、
そんな考えを持っていた事に対して恥ずかしいと思うようになった。
ボンボンかもしれないが、そこには大きな責任がつきまとう。
背負うものの大きさとのズレがあまりにも理解されていないのが現実。
その点については自分の考え方も反省すると共に、
今、学ぶ立場としてその存在の大切さを広めていかなければと思う。
あれっ、書籍の感想ではなく、自分の決意表明みたいになってきたぞ・・・(笑)
本書はこれまで僕が学んできたことが集約されたような一冊。
これからこの分野を学びたい方も、同族企業の経営者やその親族、
社員の方も吸収すべき点は多いだろう。新たな気づきもあるだろうし・・・。
そうそう、本書には僕のことも書かれている。
僕の名前が出ているわけではないし、特定できるわけでもない。
ファミリービジネスアドバイザー候補者への期待がコメントとして残されている。
多分、僕のことだ。
「いやいや、キミじゃないよ。」と言われるかもしれないが(笑)、
その期待に応えるために、まずはレポートをせっせと作成せねばならない。
提出期限まであとわずか。頑張ります!
あれっ、やはり書評じゃないぞ・・・(笑)