一昨日は、久々の那古野塾。
5月に参加して以来なので、4ヶ月振り。以前オフィスを構えていた中日ビルには、この那古野塾でしか行かないな・・・。既に懐かしさを感じてしまう。
今回のテーマはビジネスネタではなく、「それぞれの本能寺~信長の幻、光秀での望、家康の機ー時代を変えたもの~」と歴史物。
講師はおかざき塾歴史教室主宰の市橋章男氏。当たり前の話だが、歴史に造詣が深く、ひとつひとつの言葉に重みがある。
「本能寺の変」が起きたか起きないかで日本の歴史は大きく変わっていただろう。そのあたりの真相について、いくつかの仮説に基づき、深い話をして頂いた。
僕なんかは日本史で習った程度の知識なので、歴史を表面上でしか理解していない。山本周五郎あたりの小説は読んだが、歴史上の人物を描いた書物はほとんど読んでいないため、今回の話は全てにおいて新鮮だった。(メインテーマは戦国時代だが、江戸や明治についても貴重な話を伺った。)
僕らが歴史を学んだ頃は、明智光秀は反逆者で悪役的要素が強かったが、最近はヒーロー的な要素もあり、人気が高いようだ。逆に織田信長が悪役と捉えられるようで・・・。
しかし、市橋氏に言わせれば、歴史上の人物でいい人物も悪い人物もないという。それぞれの時代を懸命に駆け抜けた結果が、どう評価されるかだけで、余程の犯罪者でない限りは、その決めつけは間違っていると言われるのだ。納得・・・。
捉え方によっては、信長も光秀も全く異なる評価がされてしまうのだ。
今回の講演では、大河ドラマで見るような凄まじい「本能寺の変」を解説するのではなく、どんな背景から光秀がこのような行為に及んだのか、また、その過程で家臣はどんな心理状況であったのかを分かりやすく話して頂いた。
どうやら「敵は本能寺にあり!」なんていう雄叫びはドラマの世界だけのようだ。
これが貴重な信長像
信長
(肖像画を写真に収めた画像を同級生経営者 櫻山さんが撮影し、それを拝借。何のこっちゃ・・・)
90分近い講演は、自分が全く知る由もない話が展開され、知識の浅さを露呈すると共に、もっと歴史を学ぶ必要性を痛感した。ありがとうございました。
講演会終了後は、懇親会。以前のブログにも書いた隠れ家的なお店で親睦を深めた。
ここでは大先輩の経営者から教えを頂くことが多く、大変ありがたい飲み会。経営者として大切な考え方も教えて頂いた。
歴史を学び、現実を学ぶ。
僕のようなレベルの人間は、こういった場から少しずつ吸収をしていかねばならない。教えて頂いても忘れてしまうことが多いので、繰り返し、繰り返し。
繰り返される歴史を知ることで、少しずつでも自分のモノにしなければならない。